世界で食べられているカレーにはいろんな種類が

インドカレー

カレーの本家本元であるインドカレーは、スパイスの種類とその数、使い方が特徴。北インドではナンやチャパティなどのパン類、南インドではおもに米を主食にします。ちなみにインドにカレーという言葉はなく、コルマをはじめとしたいろんな料理名で呼ぶのが一般的です。

タイカレー

日本ではインドカレーと並んで、タイカレーもたいへん有名です。おもにグリーンやレッド、イエローカレーがあり、ココナッツミルクの甘さのなかに、ピリッとした辛味があるのが特徴。タイでもインドと同じくカレーとはいわず、ゲーン(汁物)と呼びます。

シンガポールカレー

多民族国家であるシンガポールでは、インド移民にルーツをもつシーフードカレーが好まれます。なかでもとくに、魚の頭を使うフィッシュヘッドカレーが有名で、ココナッツミルクの甘味とスパイスの辛味が特徴。基本的に魚介類を具材にして、肉類は使いません。

イギリスカレー

イギリスは、インドのスパイスを改良したカレー粉を使い、小麦粉でとろみをつける欧風カレー。カレーという言葉の発祥地で、日本のカレーの原型でもあります。イギリスにもインド料理店がたくさんあって、若い人ほどインド風カレーを好む傾向があるそうです。

そのほかの国でもカレーが人気

カレーを食べる国は以上だけではありません。インドに隣接するネパールやバングラデシュ、パキスタン、東南アジアではスリランカやインドネシアが有名。ルータイプのカレーは、ヨーロッパではイギリスだけですが、カレー粉はフランスやドイツでも使われているそうです。

スパイシーでおいしいカレーライスを食べよう♪

カレーライスが当たり前ないまの人からしたら、ライスカレーはどこか高級感がある感じがします。しかし逆だったのですね。カレーはいまや、日本の国民食といっても過言ではありません。おうちでカレーを食べるとき、この記事の豆知識を家族に披露してみるのも楽しいですよ。
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