バラ

脂肪と赤身が層になっている部位です。脂身が多いので、こってりボリューム感のある仕上がりになります。甘辛いタレと合わせるときは、くどくなりすぎないようにタレをすっきりとした配合にしたり、焼いている途中で脂を拭き取るなどの工夫をしましょう。

お肉の部位によっては玉ねぎを加えてもOK

モモやヒレなど、脂肪の少ない部位を使用する場合は、材料に玉ねぎをプラスしてみましょう。玉ねぎには肉のタンパク質を分解する成分が含まれるので、やわらかな生姜焼きになります。

下準備の段階で、すりおろし玉ねぎをほかの調味料と一緒に浸したり、スライスした玉ねぎをタレと煮絡めましょう。

片栗粉や小麦粉をまぶす理由

片栗粉や小麦粉をお肉にまぶすと、タレが肉に絡みやすくなります。このため、下味を漬ける必要がなくなり、すぐに作り始めることができます。また、肉に粉をコーティングをすることで火の通りにワンクッション入るので、じっくり火が入り柔らかく仕上がるというメリットも。

 肉の表面とタレにとろみがつくので、さらっとした口当たりが好きな場合は粉をまぶさずそのまま焼いても構いません。その際、火が入りすぎないように火加減には注意しましょう。

タレの漬け込みは必要?

生姜焼きのレシピには大きく分けて、「タレに漬け込むレシピ」と、「焼きながら絡めるレシピ」の2つがあります。どちらにも良い点があるので、使用する部位や好みによって作り方を使い分けてみましょう。

タレに漬け込むレシピの特徴

タレを煮絡める必要がないので、火が入りすぎません。焼くときに1枚1枚広げて焼かなくても良く、取り出す必要もないので下処理の時間さえあれば作り方はシンプル。また、生姜には肉をやわらかくする効果があるので固くなりがちな部位にも有効な作り方です。脂肪分の少ないヒレなどは、さらに玉ねぎを加えるとやわらかな仕上がりになります。

焼きながら絡めるレシピの特徴

漬け込み時間が不要なので、急いでいるときもさっと作ることができます。漬け込むレシピの場合、みりんは肉を固くするので避けたほうが良いですが、焼きながら絡める場合は、すでに肉を加熱後に煮絡めるのでみりんもまとめて入れることができます。粉類をまぶす手間をかければ、肉が硬くなる心配もありません。仕上がりに照りがでるので、見栄えが良いのも特徴のひとつです。

編集部のおすすめ