ライター : dressing

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唐揚げの「衣」をさまざまな配合で作り比べ!

鶏肉料理「唐揚げ」は、老若男女問わず人気の超定番メニュー。お弁当のおかずからおつまみまで、シーンを選ばず楽しめるのも愛され続ける理由だろう。 鶏肉から溢れるジューシーな肉汁も然ることながら、「衣」のサクサク感もおいしさを左右する重要なポイント。薄力粉が基本だが、片栗粉を混ぜたり米粉を混ぜたり、作り手によって衣の配合はさまざま。 でも、「サクサク感がイマイチ足りない…」「揚げたてはおいしいけれど、時間が経つとベチャッとしてしまう…」など、好みの食感にならず試行錯誤を繰り返している人もいるのでは?
そこで今回、dressing編集部がさまざまな配合で唐揚げを作り比べ!薄力粉に一定量の「片栗粉」「米粉」「強力粉」「コーンスターチ」を合わせ、同じ条件で唐揚げを作ってみたときの味の違いを解説していく。 粉の種類によって、仕上がりにどれほど差が出るのか? さっそく検証結果を見ていこう!

1.「薄力粉のみ」で作るとしっとりジューシーに!

まずは基本中の基本、「薄力粉のみ」で作った唐揚げから。 薄力粉のみの場合、粉が鶏肉の表面にしっかりと密着。そのため、揚げたあとも肉汁がしっかりと閉じ込められ、全体的に柔らかくジューシーな印象に仕上がった。ベーシックな味わいで、まさに「家庭の味」といったところだろう。

2.「片栗粉:薄力粉=1:1 」で作ると、カリっと香ばしい食感に!

お次は、薄力粉に片栗粉を混ぜた衣で検証。 薄力粉に片栗粉を加えることで、衣が立ち上がってカリッとした印象に。肉汁もほどよくキープされ、カリカリ感とジューシー感のバランスが非常によい唐揚げに仕上がった。揚げたては、噛むたびにカリッサクッと心地よい食感を楽しむことができる。万人ウケを狙うならこの配合が良さそうだ。

3.「米粉:薄力粉=1:1」の割合で作ると、サックサクで軽い仕上がりに!

お次は、グルテンフリーが浸透したことで人気急上昇中の「米粉」を混ぜて作ってみた。 米粉を加えた唐揚げは、サックサク。とにかく軽い質感が特徴的で、衣と肉の間に空気の層があるようなイメージだ。原料が同じ米だからか、揚げたおせんべいにも似た香ばしさを楽しめる。

4.「強力粉:薄力粉=1:1」の割合で作ると、歯ごたえのある肉々しい唐揚げに!

試したことがない人がほとんどであろう「強力粉」入りの衣にも挑戦。 強力粉は粘り気が強いため、唐揚げには向かないかと思いきや、意外とアリ。肉のおいしさをギュッと閉じ込めたような、肉々しい味わいの唐揚げが完成した。肉の表面に粉がつきやすいためか、薄力粉だけで作るよりもさらにジューシー。「肉のおいしさをダイレクトに味わうための唐揚げ」といった印象だ。

5.「薄力粉:コーンスターチ=1:1」の割合で作ると、カリッザクッと特徴的な食感に!

衣の食感の個性がもっとも強かったのが、コーンスターチ。カリッと軽く香ばしいながらも、衣自体が他の衣に比べて固め。水気の多いタレを絡めて食べてもカリカリ食感がキープされるので、 水分のある大根おろしやタルタルソースを添えたり、サラダに混ぜたりしてもおいしく食べられる。もっともアレンジのしやすい唐揚げと言えそうだ。

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