ライター : riku_mama

茶筅を使って手軽に抹茶を点てよう

茶筅とは

「茶筅(ちゃせん)」とは、抹茶を点てるときに使う道具です。茶碗に抹茶とお湯を入れかき混ぜていただく抹茶。片手で茶碗を支え、反対の手でかき混ぜます。このかき混ぜる道具が茶筅です。抹茶を点てる時には、茶筅と茶碗があれば格別の一杯がいただけます。

茶筅の使い方

基本の茶筅の使い方は縦に「一の字」を書くように振り、表面を素早く動かし細かい泡を立てます。そして茶道には流派があり「表千家」「裏千家」があります。 「表千家」では茶筅を寝かせ気味にして縦に振り、あまり泡立てずに水面がこんもり半月状に膨らんだ状態が美しいとされているようです。 逆に「裏千家」では茶筅を立てて使います。茶筅を立てた状態で素早く縦に振ると、水面にたくさんの細かい泡がふっくら残るように点てれます。最後に「の」の字を書くと、泡がふわっと中心に集まり、見た目もきれいに!この泡立った抹茶は口当たりがよくまろやかな味わいで、泡もきめ細やか。とっても飲みやすいのが特徴です。

茶筅の手入れ方法

茶筅は、使い終わったら容器にぬるま湯を入れ、茶筅をささっと動かして抹茶を落とします。茶筅にこびりついている抹茶は、指で優しくこすり取るようにしましょう。そして直射日光を避け、風通しのいいところでしっかり乾かしてから収納するようにしてください。洗剤やスポンジは使用禁止です!使い終わったら、なるべく早くお手入れするようにしましょう♪

茶筅の選び方

重要な穂先の数

茶筅の穂先とは抹茶を点てるとき、丸く円を描いたような細い竹の部分のことです。この穂先は16本から120本と様々ですが、80本や100本が一般的! そして薄茶は穂数の多いもの濃茶は穂数の少ないものが向いています。穂数の少ないものは穂先が強いので濃茶を練るのに用いられ、少ないものは穂先が細かいのできめ細かい泡の薄茶を点てることができます。ですので初心者にはしっかり泡立てができ抹茶を点てやすい、穂数の多いものがおすすめです。
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