ライター : ☆ゴン

サグカレーとはどんなカレーのこと?

サグとは、ヒンディー語で菜の花(からし菜)という意味です。インドでサグカレーといえば、菜の花で作ります。しかし日本では入手しやすく、食べやすいほうれん草を使うのが一般的。そのため、青菜全般を指す言葉と思われがちですが、厳密には違います。

ちなみにほうれん草はヒンディー語でパラク。ほうれん草とチーズのカレーは、サグパニールではなく、パラクパニールと呼ばれます。とはいっても、日本のインド料理店ではほうれん草を使うことが多く、それをサグカレーと呼ぶ場合がほとんどです。

サグカレーに使われるスパイスの種類

サグカレーを含むインドのカレー料理といえば、なんといってもスパイスが命です。インドではお店や家庭の区別なく、パウダーとホールスパイスを使い分けます。基本的にルーにはパウダースパイスを使い、ホールスパイスは油で炒めて、香りや風味付けに使うことが多いです。

使用するスパイスの種類や配合は、料理する人によっていろいろ。よく使われるスパイスは唐辛子、ターメリック、クミンシード、シナモン、ココナッツなどです。さまざまな種類のスパイスを組み合わせることで、香りと風味豊かな、インド独特のカレーができあがります。

サグカレーのカロリーはどれくらい?

葉物野菜で作るサグカレーでも、カロリーは気になるところ。しかしルーの量や濃度、具材のあるなしによって変わるので、正確な数字はわかりません。

肉入りカレーよりも低カロリーだと思われますが、そもそも普通のカレーはどれくらいなのでしょうか。ビーフとチキン、ポークカレーのカロリーを調べてみました。ちなみにインドでは牛肉を食べませんが、マトンカレーの代替だと思ってください。

文部科学省の食品データベースでは、ビーフカレーのカロリーが100gあたり119kcal。チキンカレーは131kcal、ポークカレーが116kcalです。市販のレトルトカレー1食分の重量が220g前後であることを参考にすると、2.2倍で1人分の計算になります。ごはんは別で、あくまでルーだけのカロリーです。(※1,2,3,4)

野菜たっぷりサグカレーのレシピ5選

1. ほうれん草で作るサグパニール風

パニールとはインドのチーズで、レシピではモッツアレラで代用。本来はパラクパニールですが、日本ではサグパニールと呼んでもOKです。トマトベースでカレー粉やクミン、パクチーなどを入れます。

2. 柚子こしょうと小松菜のサグカレー風

ここからは、菜の花やほうれん草以外の青菜を使う、サグカレー風の作り方。レシピでは鶏ハムを具材にして小松菜で作ります。トマトペーストやスパイスのほか、柚子こしょうを加えるのがポイントです。

3. 大根の葉を有効活用するサグカレー

大根入りカレーのレシピは意外と多いですが、大根の葉でサグカレー風にするのは、さすがにユニークというか珍しいですね。カットトマト缶をベースに、パクチーやクミン、カレー粉でルーを作ります。

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