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食品関連以外は認定がおこなわれていない
日本では農産物と畜産物、それらの加工食品でオーガニックを名乗る場合、厳格な有機JAS認定がありますが、それ以外の分野では特段の認定制度はありません。
しかしオーガニックコスメやオーガニックコットンなど、有機を名乗る商品があるのが現状。今後はこれらの分野にも、海外と同じような公的認証機関が望まれるところです。
しかしオーガニックコスメやオーガニックコットンなど、有機を名乗る商品があるのが現状。今後はこれらの分野にも、海外と同じような公的認証機関が望まれるところです。
オーガニック食品の見分け方
オーガニック食品には太陽と雲、植物をイメージした有機JASマークが貼ってあります。これは日本と同等性を認められた輸入品でも、国内では同じマークの貼付が必要です。
それ以外の水産物やハチミツなどの食品は、有機JASの登録認証機関のなかに、独自認証を発行している法人があるので、参考にしてください。(※3,4)
それ以外の水産物やハチミツなどの食品は、有機JASの登録認証機関のなかに、独自認証を発行している法人があるので、参考にしてください。(※3,4)
一番気になること!オーガニックは無農薬?
オーガニックは完全無農薬ではない!
「オーガニック=完全無農薬」という認識を持つ人が多いようですが、実際はそうではなく、有機栽培をするうえで特定の農薬使用は認められています。
特定の農薬とは微生物を有効成分とする殺菌剤など、有機と表示できる指定農薬のこと。つまり天然由来の農薬はOKで、化学合成されたものはNGという考え方に基づいているのです。
特定の農薬とは微生物を有効成分とする殺菌剤など、有機と表示できる指定農薬のこと。つまり天然由来の農薬はOKで、化学合成されたものはNGという考え方に基づいているのです。
JAS認証されていなくても宣伝はできる
さまざまな要件を満たしたうえで、基準をクリアして取得できる有機JAS認証。そのマークを貼ってはじめて、オーガニックと商品に表示できますが、広告については規制外です。
本当に有機栽培をしていて虚偽でなければ、商品に有機JASマークがなくても、チラシなどの広告に有機栽培と謳って宣伝することは問題ありません。
本当に有機栽培をしていて虚偽でなければ、商品に有機JASマークがなくても、チラシなどの広告に有機栽培と謳って宣伝することは問題ありません。
オーガニックは自然と生態系にやさしい♪
有機食品は栄養価が高くて味がいい、安全性も高いので安心など、人それぞれにいろんな捉え方がありますが、本来は自然と共生することがオーガニックの目的。そのコンセプトを理解したうえで、実りある食生活を楽しんでください。
【参考文献】
(2020/07/01参照)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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