ライター : uni0426

オーガニックは健康のためだけではない

オーガニックとは「有機」という意味

オーガニック(Organic)という英語にはいろんな意味がありますが、一般的には「有機」という意味で用いられます。

化学肥料や農薬などを極力使用せずに、自然の恵みを大切にした農業や栽培法、水産業に畜産業、加工方法全般を指す言葉です。そこから生まれる食べ物をオーガニック食品、または有機食品と呼びます。

オーガニックの目的は安全性だけではない

食品の安全性ばかりに目が向きがちですが、それは結果に過ぎません。農薬や化学肥料だけでなく、遺伝子組み換え技術も避けて、自然のままの食物連鎖を目指すのがオーガニックの目的。それによって微生物から動植物、人間に至るまで、平穏で健全な環境が実現できるという考えです。

オーガニックにはどんなメリットがある?

オーガニック農産物は栄養価が高い?

有機栽培と普通の農産物の栄養価を比較した研究結果は、国内外を問わず数多く見られます。

大学やいろんな研究機関で、オーガニック野菜の栄養価は、慣行農法の野菜より高いとする発表が続出。一方でFSA(英国食品基準庁)が、有機野菜の優位性は特に認められないと反論するなど、現在も優劣の結論には至っておりません。

一般的な農産物よりも安全性が高い?

農産物の安全性で一番問題になるのが、生産された作物の残留農薬。化学肥料と農薬を極力控えている、有機栽培のほうが少ないのは当然ともいえますね。

アメリカで普通の野菜を食べた子どもよりも、有機野菜を食べた子のほうが、化学成分の体内蓄積が少なかったという研究報告もあり、比較的安全とされるのが一般的な考えです。
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