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節分といわしの関係を学ぼう
2月と言えば節分。「鬼は外!福は内!」と豆まきをしたり、恵方を向いて太巻きを食べる、いわゆる「恵方巻き」は、私たちにも馴染みのあるイベントですよね。そんな中で、あまり知られていないのが「いわし」と節分との関係。日本には古くから、いわしを魔よけのために食べたり、飾ったりする習慣があります。
そこで今回は、日本人として覚えておきたい節分といわしとの関係を詳しくご紹介!次回の節分に、さっそく取り入れてみてくださいね♪
節分になぜいわし?
節分にいわしを飾る理由
節分にいわしを飾るのは、豆まきにも登場する鬼が関係しています。そもそも鬼は邪気や悪いことを象徴するもの。その鬼がもっとも嫌うのは煙といわれており、脂の多いいわしは焼くと煙がたくさんでることから、節分にいわしを飾るようになりました。
魔よけにいわしを飾って邪気をはらい、新しい「節」を迎えようというのが理由なのですね。いわし以外にも脂ののった魚はたくさんありますが、1年中とれる漁のしやすさや、値段の安さも関係しているようです。
ひいらぎいわしとは?
節分にいわしを飾るといっても、生のいわしをただ置くのではありません。一般的に取り入れられているのは、ひいらぎの小枝に焼いたいわしの頭を刺した「ひいらぎいわし」という魔よけです。西日本では、「やいかがし」や「やきさし」という名前でも知られています。
トゲをもつひいらぎは鬼の目を刺すとして恐れられ、焼いたいわしの煙の臭いで、鬼が近づかなくなるというわけです。門口からの進入を防ぐために、お家のドアの前に飾って鬼を追い払いましょう。
節分にいわしを飾る期間は?
ひいらぎいわしの飾る期間は、地域によってさまざまな違いがあります。節分の当日のみに飾るのが良いとされている場所もあれば、節分の日から2月いっぱい、桃の節句まで、節分の日から1年間飾り続けるという場所も。
まずは自分が住んでいる地域の習慣を調べてみるのが1番ですが、わからなければ、一般的とされている当日のみ飾る方法を取り入れると良いかもしれません。
いわしの処分の仕方
魔よけとして飾り終えたひいらぎいわしは、どのように処分するかに迷いますよね。もっとも良いのは、お守りと同じように神社で焚き上げてもらう方法。ただ近くに神社がなかったり、焚き上げてもらうのは気が引ける……という方も多いはず。そんなときは、「塩で清めてから半紙に包んで捨てる」という方法を取り入れましょう。
具体的なやり方は、粗塩をひいらぎいわし全体にふりかけ、白か黒の紙、または布に包んで捨てればOKです。紙を選ぶとき、中が透けないものを選ぶのがポイント!
節分にいわしを食べる!
魔除けのためにも、ひいらぎいわしに飾る頭を手に入れるためにも、おいしくいわしを頂きたいですよね。節分にいわしを食べるのは、主に西日本で伝わる習慣といわれています。
たたきや煮物、揚げ物にしたりとさまざまなレシピがありますが、節分に食べる場合は焼いて調理するのがポイントです。理由は最初にご紹介したように、鬼がいわしを焼いたときの煙を嫌うため。せっかく作るのにただの焼き魚では物足りない方は、次にご紹介する3つのおすすめレシピをチェックしてみてくださいね♪
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