ミニトマトの冷凍保存方法

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家庭でミニトマトを栽培している人や、人からたくさんもらって消費しきれないときには冷凍保存がおすすめです。冷蔵保存と同じようにヘタを取ってきれいに水洗いし、キッチンペーパーなどで水気をよく拭きとります。 次に密閉できるジップつきの冷凍保存袋に重ならないように並べて、空気を抜いてから封をして冷凍庫に入れたら完了です。これで約1ヶ月間は保存できますよ。

冷凍トマトは料理に使用する

冷凍したミニトマトは解凍しても元の状態には戻らないので、スープや煮込み料理、ソースなどに利用してください。ミニを含めトマトは冷凍することでうま味が増すといわれ、これらの料理に使用すると濃厚な味わいを楽しめます。そのままミキサーにかけてスムージーやガスパチョにしてもいいですね♪

温度別のミニトマトの保存期間

気温や保存状態によっても日持ちする期間の異なるミニトマトですが、ここで温度別に保存期間のおさらいをしておきましょう。常温で春秋なら3~4日、冬場は1週間ほど、冷蔵なら1週間から10日間、冷凍で1ヶ月間ほど保存可能です。 ただし指定の容器を使用して、決まった手順の処理をしたミニトマトに限ります。またトマトの状態によっても保存期間が変わりますので、あくまで目安と考えて早めに使いきるようにしてくださいね。

トマトとミニトマトの保存方法の違い

普通のトマトとミニトマトの保存方法は大体同じですが、いくつか異なる点があります。まず常温でざるの上で追熟させるのは同じですが、トマトは熟成がどんどん進んでしまいますので、完熟したら常温で放置せずに冷蔵庫で保存するほうが長持ちするんです。

またトマトは保存容器に詰めたミニトマトと違い野菜室で保存してください。その際にヘタを下にして重ならないようにすることが大事で、袋に入れてからしっかりと口を閉じます。そうすることで熟成が進むのを抑えるのと、トマトから出るエチレンガスでほかの野菜が傷むのを防ぐためです。

ドライトマトにしてもOK!

ミニトマトをドライトマトにして保存する方法もあります。ほかの干物と同様に干して水分を飛ばすことによって、甘みとうま味が凝縮された濃厚な風味が特徴です。そのまま食べてもフルーツのようにおいしいですし、ソースや煮込み料理の隠し味として利用すると味に深みが出ます。 ドライトマトにするには天日干しとオーブンで乾燥させる2通りの方法がありますので、簡単に作り方の手順やポイントをご紹介します。

天日干しで作るドライトマト

Photo by 稲吉永恵

ミニトマトのヘタの部分から縦半分に切って、断面を上にしてざるに並べ、晴天の日に数日間干したら完成です。作業はたいへん簡単ですが、季節や天候に注意する必要があります。梅雨時や雨の日は厳禁で、曇りの日でも湿気が多い夏場はカビが生えるので避けたほうがいいですね。 晴天の日が続く頃合いを見計らって、4~5日干せばできあがります。乾燥していて風がある冬場がベストで、春や秋の天気のいい日のほか、カンカン照りが続く真夏も干す日数が少なくて済むのでおすすめです。長期保存する場合、密閉できる広口瓶に乾燥剤を入れて保管してください。

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