
ライター : tio
編集ライター
ファッション・情報系の雑誌編集や広告制作などを経て、WEBディレクターに転身。さまざまなジャンルや媒体に携わった経験と株式投資の企業分析知識を生かし、金融・ビジネス関連の編集…もっとみる
大阪の隠れたソウルフード?!
キャベツ焼きをご存じですか?「粉もの」と呼ばれるB級グルメはたこ焼き、お好み焼きが有名ですが、さらにもうひとつ、キャベツ焼きも忘れてはならない存在です。キャベツ焼きは関西の粉もの文化を支えるソウルフードなんですよ。
小麦粉やキャベツを使い、お好み焼きソースも使うことから、キャベツ焼きはお好み焼きと混同されがちです。お好み焼きに似た外見を持ちながら、お好み焼きとは一線を画しているキャベツ焼き。キャベツ焼きとはいったいどんなものなのでしょうか?
キャベツ焼きって何?
1990年代に爆発的ヒットとなったキャベツ焼き。そのルーツは昭和初期にブームとなった一銭洋食です。一銭洋食とは駄菓子屋の店先で売られていたおやつで、大阪、神戸、広島など関西を中心に根付いた庶民派グルメです。
いっときは廃れた一銭洋食ですが、それを復活させたのがキャベツ焼き。1990年代にキャベツ焼きを専門に売るチェーン店が大阪に生まれ、その安さと手軽さ、おいしさで多くのファンを生み出しました。
一見、キャベツ焼きはお好み焼きとも似ています。キャベツを使った粉もので、ソース味という点も共通しています。ただし、キャベツ焼きは手で持って食べられるサイズ感。ずっしりと重いお好み焼きはお食事、キャベツ焼きはおやつといったところでしょうか。食感もキャベツ焼きのほうがずっと軽く、あっさりとしています。しかもクセになるおいしさ。素朴で飽きのこないその味わいは、年配のひとには懐かしく、若いひとには新しい味として受け入れられ、今に至るまで愛されています。
節約にもダイエット中にも嬉しい♪
キャベツ焼きはおうちにあるもので手軽に作れるのが魅力です。そもそもが庶民のおやつですからお財布にやさしく、キャベツをたっぷりと使っているのでカロリーも控えめなんですよ。
一般的なお好み焼きが550kcalなのに対し、キャベツ焼きは345kcal。カロリーが低いわりに腹持ちがいいので、ダイエット中でも安心して食べられますね。
また、シンプルなキャベツ焼きはアレンジレシピも多彩です。小麦粉を使ったスタンダードなキャベツ焼きレシピから、小麦粉を使わず卵で巻いたもの、お肉や魚介を使ったものまで。お店でも、ご家庭でも、さまざまなキャベツ焼きが楽しめるんですよ。
キャベツ焼きの作り方
一般的なお好み焼きと違い、キャベツ焼きは材料を混ぜ合わせません。だしやお水で溶いた小麦粉を薄く焼き、そのうえにたっぷりのキャベツ、天かす、魚粉、卵をのせます。ひっくり返して再び焼き、すべてに火が通ったところでソースを塗ったらできあがりです。
キャベツ焼きはフライパンやホットプレートで、思い立った時にすぐ作れます。材料もキャベツさえあれば、あとはおうちにあるもので十分。この手軽さがキャベツ焼きの魅力のひとつです。
キャベツ焼きのおすすめレシピ10選
1. ふんわりと焼き上げたキャベツ焼き
スタンダードなキャベツ焼きに豚肉を加えると、食べ応えもコクもアップ。生地に山芋を加えることでふわふわとした軽い食感が楽しめます。半分に折った形が、ザ・キャベツ焼きという雰囲気ですね。あっさりとした味わいでお夕食はもちろん、お子さまのおやつやお夜食にも喜ばれますよ。
2. 丸くないたこ焼き!タコキャベツ焼き
2大B級グルメ、たこ焼きとキャベツ焼きのコラボレシピです。本来、キャベツ焼きは具材を混ぜ合わせないものですが、こちらのレシピは全部混ぜてから焼き上げます。使用するソースもマヨネーズとケチャップをあわせたオーロラソース。ちょっと甘めのソースがぴったりのおしゃれなキャベツ焼きです。
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