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見た目はにんじんそっくり!
「パースニップ」ってご存知ですか?欧米では馴染み深い野菜のひとつなんです。にんじんと思われがちですが、まったくの別物。同じ根菜ではありますが、パースニップはセリ科の二年草で、昔は食用だけでなく薬用としても使われていたんですよ。
この記事では、パースニップの味や食べ方などを詳しくご紹介していきます。レシピも載せていますので、珍しい野菜が好きな方はぜひ試してみてくださいね。料理の幅がきっと広がりますよ。
パースニップってどんな野菜?
にんじんのような見た目ですが、パースニップは「セリ科」の野菜です。その見た目から「白にんじん」とも呼ばれることもあります。糖度がバナナに匹敵するほど高いので「砂糖にんじん」と呼ばれることも。もともとは、地中海周辺で作られていましたが、現在では欧米でも広く知れ渡っています。
「セリ科」なので、にんじんとは異なるパースニップですが、一体どんな味なんでしょうか。パースニップは、生で食べることができないので、煮込み料理などによく使われます。食感は、サツマイモやごぼうのようにホクホクしっとり、ほんのりやさしい甘みがします。
生の状態のパースニップはとても硬く、かぼちゃやサツマイモを切るときと似ているので注意が必要です。皮をむくと、薬草のような独特な香りが漂います。整腸作用があることから、昔は薬用としても使われていました。
欧米ではスーパーなどで通年売られていて、手軽に手に入れることができます。旬は秋~冬。日本では、高級食材を扱うスーパーなどで、アメリカやイギリスから輸入されたものが売られていますが、まだまだ馴染みの薄い食材です。ネット通販でも購入することができます。
種から育てよう!自家栽培もできるパースニップ
パースニップは、発芽までの時間が長く、少し難易度の高い野菜かもしれませんが、自分で育てることもできるんです。畑や深さのあるプランターで、種をまいて育てます。
パースニップは、寒さに強く、暑さに弱い野菜です。種をまくのは9月頃がベストでしょう。種をまいてから収穫までは約120日。寒さによってグッと甘みが増すので、冬に収穫できるように逆算されているんですね。
パースニップのレシピ5選
1. パースニップのポタージュ
まずは、ほっこり温まるポタージュのレシピです。やわらかいホワイトカラーのひと品からは、パースニップならではの香りが。同じ白野菜であるカリフラワーやかぶとは、またちがった味わいが楽しめますよ。
2. パースニップのけんちん汁
イギリスの野菜をたくさん使ったけんちん汁です。パースニップ自体はクセがなく、色々な味付けと相性がいいので使いやすい食材です。和風だしともよく合います。最後にのせる「おかか」と「ねぎ」がポイント。ふわっと和の香りが漂って、上品なひと品に仕上がります。
3. クリスピーローストポーク
イギリスの伝統的な料理であるローストポークは、じっくり時間をかけて作ります。硬くて臭みのあるお肉も、塩コショウとハーブで1~2日寝かせることで、やわらかくなりますよ。パースニップは、付け合わせとして使われることも多い野菜です。オーブンでゆっくりグリルするので、本来の甘みとうまみが引き出されます。
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