ライター : kinako

「パッパルデッレ」とは?

パッパルデッレを知っていますか?パッパルデッレは、イタリア・トスカーナ地方で多く食べられているパスタです。 幅の広いリボンのようなパスタで、見たことがある!という方もいると思いますが、パスタは300種以上あるともいわれており、名前とパスタが一致しないという方もいらっしゃるかも知れませんね。 食べごたえのあるパッパルデッレはどんなパスタなのか、どのようなソースとよく合うのか。また、よく似ているタリアテッレとの違いもご紹介します。パッパルデッレを使ったおいしいレシピもよかったらチェックしてみてくださいね

豪快に食べる!パッパルデッレ

イタリア中部トスカーナ地方の郷土料理としてポピュラーなパッパルデッレは、幅10~30mm、厚さ2~3mm、長さは2~3cmほどのパスタ麺です。パッパルデッレの語源は「pappare(パッパーレ):豪快に食べる」という意味がある食べごたえのあるロングパスタです。  強力粉のみや、強力粉と薄力粉を合わせたもので作られるパスタで、生で調理されることが多く、ミートソースやクリームソースなど、濃厚なソースと相性がよいです。トスカーナ地方の伝統料理として、イノシシやウサギ、カモやホロホロ鳥などと煮込まれることも多くあるようですよ。

タリアテッレとの違い

パッパルデッレとよく似ているタリアテッレですが、幅や厚さが少し異なります。タリアテッレも同じくリボン状で、幅は8mm、厚さは1mmほどです。ちょっとの違いでパスタの名前が変わるって、繊細ですよね。 タリアテッレの語源は「tagliare(切る)」に由来しているといわれています。こちらはイタリア中北部のボーローニャが発祥。イタリア中部ではフェットチーネと呼び方が変わることも。フェットチーネの幅はほぼタリアテッレと同じく5~8mm前後です。

パッパルデッレを使ったおすすめレシピ

1. ナスとムール貝のパッパルデッレ

パスタと相性のよい、ナスとムール貝のパッパルデッレです。ムール貝のうま味がたっぷりつまったトマトソースはとろみがあり、幅広のパスタとよくからみます。ナスはしっかりアクを取り、ニンニクを入れた油で炒め揚げ!想像するだけでおいしさが伝わります!バジリコの緑が映える一品は、お客さまにもおすすめです。

2. チキントマトクリームのパッパルデッレ

「豪快に食べる」というパッパルデッレにぴったりの、鶏肉も入れてボリューミ にしたレシピです。鶏胸肉にしょうがと長ネギをもみ込み、茹でたものを冷ましてから使うので、少々早めに作っておいてもよいかも知れません。ソースはみじん切りにした玉ねぎやにんにくを、トマトホール缶で煮込みます。風味たっぷりのおいしいパスタです。

3. ズッキーニとイカ・バジリコのパッパルデッレ

イタリアの沿岸部では定番の組み合わせ、ともいわれるイカとズッキーニのパッパルデッレです。時間がかかりそうですが、調理時間は約15分でできます。パッパルデッレを茹でている間に、フライパンで具材を作ります。手軽にできるおしゃれで食べごたえのある一品は、さっぱり味でおいしいですよ。

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