ピータンの食べ方&おすすめレシピ2選

ピータンを食べるときは、殻についた泥やもみがらなどを洗い落としてから、殻をむいて食べます。さらにスライスしたあと、しばらく空気にさらすと匂いが気にならなくなるため、15分ほど置いてから食べるのがおすすめです。

前菜としてそのまま食べるのはもちろんのこと、ピータン豆腐やピータン粥といった中華料理のトッピングにしてもOK。ここでは、初心者の人へのおすすめレシピを、ふたつ紹介します。お好みのほうの食べ方を試してみてくださいね。

1. ピータン豆腐

刻んだピータンと三つ葉を冷や奴にトッピングし、甘酢としょうゆベースのドレッシングをかけます。ドレッシングにはしょうがみじん切りを入れるので、さっぱりした味わいが特徴。これなら初心者でも食べられるのではないでしょうか。

2. ピータンのトマトサラダ

スライスしたトマトを台にして、ピータンと玉ねぎ、ザーサイのみじん切りをのせるレシピです。豆板醤を効かせた、しょうゆとごま油、黒酢のドレッシングをかけるのがポイント。ピリッとした辛さと黒酢のまろやかな酸味が、トマトサラダによく合います。

ピータンだけではない!アヒルの卵の食べ方

鹹蛋(シエンタン)

鹹蛋(シエンタン)とは、アヒルの卵を塩漬けしたもの。中国や台湾では、家庭ごとに漬けこむことが多い保存食で、近隣の東南アジア諸国でも広く作られています。基本的にはアヒルの卵を使いますが、鶏卵でもかまいません。

作り方は意外と簡単で、濃度20%という強烈にしょっぱい塩水に漬け、1ヶ月ほど寝かせるだけ。塩水は必ず一度沸騰させて冷まします。その塩水に生卵を漬けこむのですが、八角や山椒などを加えると、風味の良い仕上がりに。

おかゆや炒め物など、加熱する料理の調味料として使用。たいへん塩辛いので傷むことがなく、生のまま卵かけごはんにすることもできます。

糟蛋(ザオタン)

糟蛋(ザオタン)とは、酒粕を加えたしょうゆベースのたれに、アヒルの卵を1~2年もの長い間、漬けこんだ発酵食品のことです。長期間漬けこむので、たんぱく質がアミノ酸に変化し旨味が一段とアップ。

酒粕のアルコール風味をまとった卵は、とろりとした独特の食感と深い味わいがあります。作るのにたいへん時間がかかるうえ、熟練の技術が欠かせません。そのため生産地は、浙江省や四川省の一部地域に限られているそうです。

茶葉蛋(チャーイエダン)

茶葉蛋(チャーイエダン)はゆで卵を、ウーロン茶やプーアール茶などの茶葉としょうゆ、香辛料入りの調味液で煮たものです。中国や台湾ではポピュラーな食べ物で、街角やコンビニなどで広く販売されています。いまではアジア各国に、同じような卵料理が見られるようです。

作り方は固ゆで卵の殻を、スプーンでたたいて全体にひびを入れ、味が染みこみやすいようにしてから調味液で煮ます。弱火で30分から1時間ほど煮たら火を止め、冷めるまで待てば、白身が大理石模様のきれいな茶葉蛋が完成。ひと晩漬けこむと、より味が染みておいしいですよ。

香辛料には八角やシナモンなどが入った五粉香を使いますが、漢方薬のような匂いが苦手なら、コーラで代用してもOK。コーラを使う場合、茶葉は紅茶のほうが合いそうですね。殻をむいて煮ると時短に。ぜひおうちで試してみてください。

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