ライター : 伊藤 千亜紀

フードアナリスト

ゆで卵に穴を開けたら超便利!

Photo by macaroni

ゆで卵ってサラダに入れたり、パンに挟んだり、お弁当に入れたり、ラーメンにのっけたり、色々と使える主婦の味方ですよね。卵を茹でるだけなので、とっても簡単なのですが、殻を剥くのってとっても面倒だと思いませんか?殻だけ外れて皮がなかなか剥けなかったり、皮と白身が剝がれなくて白身が欠けてしまったり……。 こんな面倒な皮剥きとは今日でおさらばしましょう!茹でる前に、卵に穴を開けるだけで殻がきれいに気持ちよく剥けてしまうのです。「え?生卵に穴を開けるの?」と不安に思う方も多いはず。穴の上手な開け方はもちろん、ゆで卵の茹で方までご紹介しますのでご安心ください!とっても簡単なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

新鮮な卵ほど殻をむくのが難しい?

ところで、実は新鮮な卵の方が古い卵よりも、綺麗に殻を剥くのが難しいことをご存じですか。産み立ての卵の白身には、ニワトリの体内でできた二酸化炭素が多く含まれ、白身を殻に押しつけるため、殻が剥きにくくなるのです。産んでから5日以上経つと、白身に含まれる二酸化炭素の量が少なくなり、殻が剥がれやすくなります。 さらに、ゆで卵は味の点でも、新しい卵よりもちょっと古い卵のほうが向いているのです。茹でる前から二酸化炭素の抜けている古い卵は、タンパク質がプリプリに固まって食感がよくなるそうです。ゆで卵には新鮮な卵よりも古い卵の方が適しているなんて意外でしたね。こんな知識も知っていると自慢できそう! それでは、ゆで卵に穴を開ける具体的な方法をご紹介します。

100均グッズが超便利!

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「DAISO たまごのプッチン穴あけ器」は、ひよこの形をキュートなキッチン雑貨。かわいいだけじゃなく、簡単にきれいな穴が卵に開けられます。面倒な皮むきが楽チンになるおすすめグッズですよ。

使い方

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1. 穴あけ器のレバーをONに傾けたら、卵を穴あけ器の上に置きます。レバーをONのままにしていると、誤って押した時に針が飛び出しますので使い終わったら必ずレバーをOFFの方に戻してくださいね。

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2. 卵がを固定して、テーブルに垂直に少し力を入れて押します。

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3. プチンと少し鈍い音がしたら穴が空いた合図。ほとんどわからないくらいの小さな穴が開きます。必ずお尻の真ん中あたりに開けてくださいね。

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4. 穴を開けて茹でた卵はこの通りツルンと剥けますよ。

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剥く前には、冷水でしっかり冷やしてから向いてくださいね。

画鋲で開ける

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近くに100円ショップがなく、買いに行けないという方は画鋲(がびょう)を使ったやり方も便利ですよ。 穴あけ器と同じ容量で卵を針に固定したら少し力を入れて垂直に押します。針の太さにもよりますが、穴あけ器よりも大きめの穴が開きます。強く押しすぎると白身が飛び出てくるほど穴が空いてしまうので、力加減を調節してくださいね。 画鋲の針が滑りやすい場合があります。使う際には針で怪我をしないように十分注意してください。

スプーンでヒビを入れる方法

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卵に穴を開ける方法が失敗しそうで避けたい方には、もっと手軽な手段をご紹介します。スプーンで叩いてヒビを入れるだけ!ヒビをいれておくと、茹でた時に卵の内部の膨張が抑えられ、卵の白身が殻の薄皮に引っ付きづらくなり、殻を剥きやすくなります。 匙の丸いカーブの部分で卵を軽く叩くと簡単にヒビを入れることができます。少しヒビが入れば十分です。あとは、普通に茹でるだけで簡単に殻を剥くことができます。
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