ライター : macaroni_repro

あま〜い香りが口いっぱいに広がる

リンゴはそのまま丸かじりが一番美味しいかもしれませんが、今回はローズアップルタルトに。使ったリンゴは「サンふじ」「星の金貨」「王林」の3種、すべて青森県産です。 「サンふじ」は、袋をかけず太陽(SUN)をたっぷり浴びるので「サン(SUN)ふじ」と呼ばれています。太陽を浴びると蜜が入りやすくなり、自然の甘味が増すと言われています。 「星の金貨」は、「幻のリンゴ」と呼ばれている品種。糖度が高くて甘く、シャキシャキとした食感とともに果汁があふれます。皮が薄いので丸かじりにも最適です。皮が薄く傷つきやすいことから栽培が難しいため流通量が少なく、一般的に店頭で見かけることがありません。もし出会えたらラッキー! 最後に「王林」ですが、品種の移り変わりが早いリンゴの中で「王林」は70年以上のロングセラー、「ふじ」と並んで青森県を代表する人気の品種です。「王林」と言えば、あま~い香り!実は緻密で締まっていて硬め、甘味が強く酸味が弱いのが特徴です。シャキシャキの歯ざわりに続いて、口の中にあま~い香りが広がり、あま~い果汁が追いかけます。気づけばペロッと1個食べてしまうようなリンゴです。

タルト生地(18cmタルト型1台分)

<材料> ・無塩バター…56g ・塩…1g ・粉糖…45g ・全卵…1/2個分 ・卵黄…1/2個分 ・薄力粉…112g ・強力粉(打ち粉用)…適量 <つくり方> 1. 常温に戻した無塩バターをゴムベラでクリーム状にし、塩と粉糖を加えて混ぜる。 2. 溶いた全卵と卵黄を少しずつ加えて混ぜる。 3. 薄力粉を加えて混ぜる。 4. ホロホロとした状態になったら台に出し、手でひとまとめにする。 5. 平らにし、ラップで包んで冷蔵庫で1時間以上休ませる。 6. 冷蔵庫から出し、手でこねて少し柔らかくする。 7. 打ち粉をし、麺棒で3mm程度の厚さになるよう丸く伸ばす。 8. タルト型にかぶせ、指でしっかりと押して型にはめる。 9. 縁の余分な生地を落とし、冷蔵庫で30分休ませる。

アーモンドクリーム

<材料> ・無塩バター…35g ・粉糖…35g ・全卵…40g ・アーモンドパウダー…35g <つくり方> 1. 常温に戻した無塩バターをゴムベラでクリーム状にし、粉糖を少しずつ加えて混ぜる。 2. 溶いた全卵を少しずつ加えて混ぜる。 3. アーモンドパウダーを少しずつ加えて混ぜる。

タルトの焼成

1. 冷蔵庫で休ませたタルト生地に、フォークで数カ所穴をあける。 2. アーモンドクリームを入れて、平らにならす。 3. 180度に予熱したオーブンで25分焼く。 4. 粗熱がとれたら型から外して冷ましておく。

カスタードクリーム

<材料> ・牛乳…72g ・バニラビーンズ…1/8本 ・卵黄…1個分・グラニュー糖…18g ・薄力粉…3.6g・コーンスターチ…3.2g ・発酵バター…7g <つくり方> 1. ボウルに卵黄とグラニュー糖を入れ、白っぽくなるまで泡立て器でしっかりと混ぜる。 2. 振るった薄力粉とコーンスターチを加えてよく混ぜる。 3. 鍋に牛乳と、割って種とさやに分けたバニラビーンズを入れ、火にかける。 4. 沸いたら火から降ろし、②に少しずつ加えながら混ぜる。 5. 一度濾して鍋に戻し、再びに火にかける。 6. 泡立て器で混ぜ続け、沸いてからも2分程炊きながら混ぜる。 7. 発酵バターを加えて手早く混ぜる。 8. ラップを敷いたバットの上に流し入れ、上からもラップをする。 9. 氷を敷いたバットの上に置き、急冷する。 10. 十分に冷えたらボウルに移し、ゴムベラで混ぜて滑らかにする。 11. タルト型の2cm程度内側まで伸ばし入れる。

アップルフィリング

<材料> ・ふじ…1個 ・星の金貨…1個 ・王林…1個 ・グラニュー糖…大さじ3 ・レモン汁…大さじ1 <つくり方> 1. 3種類のりんごを半分に切り、芯を取り除いて2mm程度にスライスする。 2. ボウルにりんご・グラニュー糖・レモン汁を入れ、ラップをして500Wのレンジで7分加熱する。 3. ラップをしたまま粗熱がとれるまで置いておく。 4. 粗熱がとれた3種類のりんごを王林→星の金貨→ふじの順に外側から内側に向かって、1枚ずつ丁寧に乗せていく。

編集部のおすすめ