ハヤシライスと言えば、次に出てくるのがハッシュドビーフですが、両者の違い、ご存じですか?実際にどの点が違うのか、はたまた全く同じものなのか、いろいろ調べてみました。
ハッシュドビーフとハヤシライスの違い、言える?ビーフシチューは?
ハッシュドビーフとハヤシライスの違いって何かご存知ですか?同じもので、呼び名が違うだけなのでしょうか?ふたつの微妙な違いを解説します!さらにはビーフシチューやビーフストロガノフの違いについても調べてみました。
ハッシュドビーフとハヤシライスの違いは?
ハヤシライスと言えば、次に出てくるのがハッシュドビーフですが、両者の違い、ご存じですか?実際にどの点が違うのか、はたまた全く同じものなのか、いろいろ調べてみました。
じつは、違いは曖昧!
デミグラスソースで煮込んだものが日本独自ということで、ハッシュドビーフという呼び名はもともと西欧にもあったそうですよ。
対するハヤシライスはどうでしょうか。ハヤシライスはデミグラスソースではなく、トマトソースで煮込んだもの?と覚えている方も多いと思います。ですが、ハッシュドビーフもトマトソースで煮込むことがありますし、ハヤシライスもトマトソースではなく、デミグラスソースで煮込むこともあるのです。
デミグラスソースで煮込む、あるいはトマトソースで煮込むというような違いでハッシュドビーフとハヤシライスを区別したい人もいますが、実際には、その違いは曖昧なんです。
ハッシュドビーフとは
というのも、タマネギなど刻んだ野菜と肉を煮込んだ料理のことを指す言葉だったのです。
それをさらにデミグラスソースで煮込んだのものが、日本でのハッシュドビーフになったわけです。インドのカレーを持ち込んで独自のカレー文化を作ったことと、どこか似ていますね。
ハヤシライスとは
それでも、一般的には「ハヤシライスはトマトソース」というイメージが定着しているのも事実ですね。次にハヤシライスの語源について説明しましょう。
語源について
一説には、丸善を創設した、早矢仕有的さんが考案したというものがあります。自分で牛肉と野菜を煮込んで、友人や丁稚に振る舞ったので、振る舞った人の名を取って、ハヤシライスとなったというのです。
また、ハッシュドビーフという言葉が訛って、ハヤシライスになったという説もあります。いずれにしても、はっきりとした真相はないようですね。
ビーフシチューとの違いは肉の厚み
ビーフシチューは、牛肉に野菜のタマネギ・にんじん・じゃがいもなどを煮込んだものです。ブイヨンで長時間煮込み、デミグラスソースで味付けをします。ここまで見ると、ハヤシライスの豪華版がビーフシチューのようですね。最大の違いはお肉の大きさという意見も。ビーフという名前が付いているとおり、肉の厚みはビーフシチューのほうが上のようですね。