ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

いんげんをゆでる前に!下処理が重要

Photo by 稲吉永恵

いんげんをおいしくゆでるためには、下処理が大切。少し面倒に感じてしまうかもしれませんが、下処理をすることで仕上がりが全然違います。ヘタを折ってすじを取る作業だけなので、必ずやっておきましょう。

方法はとっても簡単!いんげんを軽く水洗いしたあと、ヘタのあるほうをポキッと折って、軽く引きます。すじがついてくれば完了です。すじがない場合は包丁でカットするだけでOKですよ。

すじ取りのポイント

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ヘタの部分を折ってから片側のすじを取り、反対側の花落ち部分を摘んでさやに沿ってすじをひっぱります。

最近はすじがやわらかいものが多くなり、すじ取りが必ず必要というわけではありません。購入したいんげんに合わせてすじ取りをおこなってくださいね。

【基本】いんげんのゆで方

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下準備がしっかりできれば、あとはお湯でゆでるだけです。ポイントは塩分の量とゆで時間。ゆで時間が短すぎても長すぎてもおいしく仕上がらないので、キッチンタイマーなどで計りながらゆでるといいですよ。いんげんの太さによって時間は多少変わりますので、ゆで具合を確認して調節してくださいね。

ゆで方

かためにゆでる場合

歯ごたえがしっかり残るいんげんがお好みなら、サッと簡単にゆでましょう。鍋に塩を入れて火にかけ、沸騰したらいんげんを入れます。90秒ほどゆでたら、ザルにあげて氷水にさらして完成です。

やわらかくゆでる場合

クタクタにやわらかいいんげんがお好みなら長めにゆでましょう。鍋に塩を入れて火にかけ、沸騰したらいんげんを入れます。2分ほどじっくりゆで、ザルにあげて冷水にさらせば完成です。

おいしいゆでいんげんを作るコツ

塩分濃度2%でゆでる

1つ目のポイントは塩分濃度です。いんげんのような青い野菜をゆでるとき、塩を入れると野菜の変色を防ぎ、栄養成分がお湯の中に流れ出ないようにできます。

塩分濃度の目安は2%ほど。(1リットルの水に対して、塩20g)沸騰したお湯に塩を入れてからいんげんをゆでましょう。

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