保存しておけば役にたつ冷凍ご飯

Photo by 上原花菜

食事の支度をしていたら「ご飯を炊くのを忘れていた！」という経験はありませんか？そういったときでも、冷凍庫に保存したご飯が入っていれば助かりますよね。ご飯が少し足りない、いま直ぐ食べたいといったときにも冷凍ご飯は大活躍。

ご飯の保存方法は、冷蔵庫や炊飯ジャーに入れっぱなしよりも、断然、おいしく長く保存できる冷凍保存がおすすめ。しかし、冷凍保存したご飯の賞味期限はどれくらいなのでしょうか。おいしい冷凍保存の方法や解凍の仕方も気になりませんか？

この記事では、冷凍ご飯の保存についてご紹介します。

冷凍ご飯の賞味期限はいつまで？

便利なご飯の冷凍保存ですが、うっかり冷凍したことを忘れ、冷凍庫に入れっぱなしにしてしまったことはありませんか？冷凍ご飯の賞味期限は、1か月ほどです。また、冷凍してから1週間を過ぎると少しずつ味が落ちていくということもあるため、冷凍庫に入れたままにしないよう注意しましょう。

もう食べないほうがよいご飯

ご飯が下記のような状態になったら、傷んでしまったと思いましょう。

・酸っぱいにおいや、異臭、酸っぱい味がする
・糸をひいている
・カビが生えている
・変色が激しい

黄色く変色していたり、カピカピに固くなっていたりする場合、食べられなくもありませんが、味が落ちてしまっているためおいしくありません。

ちなみに、ご飯に発生する食中毒の危険性がある雑菌は、30℃前後がもっとも繁殖しやすく、耐熱性があるため90℃で60分加熱をしても死滅しないといわれています。チャーハンのように再加熱すれば問題ないと思っていた方は要注意です。

細菌には、においが出ないものもあるため、においだけで判断するのは危険。夏場や湿度が高い時期は、とくに腐敗の危険が高まるので、保存方法には十分に気を付けましょう。

ご飯をおいしく冷凍するコツ

Photo by 上原花菜

ご飯は冷凍保存がよいといっても、間違った方法で保存しては、おいしくいただけません。ここでは、ご飯をおいしく冷凍するコツをご紹介しましょう。

炊きたての新しいご飯を冷凍

冷凍保存するご飯は炊きたてのものを保存しましょう。ご飯が炊けたらなるべく早く、熱い状態のままラップで包んでください。湯気も一緒に閉じ込めることによって、乾燥を防ぐことができます。解凍したときにも、ふっくらとした仕上がりになりますよ。

ラップで包むと菌が入り込まず、平たい状態で保存が可能なため、短時間で凍らせることができます。保存容器で冷凍する場合は、小分けで保存でき、におい移りの心配のない冷凍保存専用の容器を選ぶとよいでしょう。ラップで包む場合は、フリーザーバックに入れれば、冷凍庫内のにおい移りも防ぐことができますよ。