ライター : 伊藤 千亜紀

フードアナリスト

キャベツは洗う?洗わない?

身近な野菜のひとつであるキャベツ。生のままサラダにしたり、千切りにしてとんかつの付け合わせにしたり、ひき肉を巻いてロールキャベツにしたりと、おいしい食べ方がたくさんあります。いろいろなお料理に使えるキャベツは、野菜室に常備している方も多いはず。

そんなキャベツですが、皆さんは食べる前にキャベツをしっかりと洗ってから使いますか?それとも洗わない?洗わないと農薬や虫、土などの汚れが気になるという声がある一方、最近は技術も発達しており、衛生面でもそれほど神経質になる必要はないという意見もあるようです。

果たして、キャベツは洗うのが正しいのか、また洗う場合はどのように洗うのがいいのか、その方法と理由をご紹介いたします。

キャベツは外側を数枚剥がすだけでOK

結論からいうと、キャベツは外側の固くて色の濃い葉を数枚剥がせば、洗わずに使っても問題ないそうです。

表面に見える数枚の葉には汚れやホコリがついているため、剥がして使うほうがよいです。スーパーには、キャベツの表面の葉を棄てられるゴミ箱を設置しているお店もあります。表に見えている数枚の葉っぱを剥がせば、中の葉は洗わずに食べてしまっても大丈夫なのだそうですよ。

洗わなくても平気なのはなぜ?

「洗わなくても問題ない」といわれても、なんとなく気になる方もいらっしゃいますよね。なぜ、洗わなくても平気なのでしょうか。

キャベツは、発芽してからスーパーで見かけるあの大きさになるまで、内側の葉がどんどん大きく育っていきます。そのため、一番大きく育つ外側の内側は、農薬などにほとんど触れません。

とはいえ、虫などが葉っぱを食べ進んで中に入っている可能性もあるので、気になる場合は内側の葉も洗って食べるとよいでしょう。

キャベツの洗い方

次にキャベツの効果的な洗い方についてご紹介します。これまで、何となくサッと水洗いしていたという方も、参考にしてみてください。

外側の葉は取り除く

まずは外側の葉を取り除きましょう。農薬などが残っている可能性があるのと、虫や土がついている可能性もあります。また、外側の葉は固くて食べにくいことも多いので、取り除いた方が、お料理に使いやすいですよ。

芯をくりぬいて洗う

キャベツを丸ごと使う場合や、一度にたくさん使う場合は、芯をくり抜いてから洗うのが効率的です。キャベツをひっくり返して芯の部分だけを包丁でくり抜き、その部分を水洗いすることによって、キャベツ全体を一気に洗うことができます。

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