泡立て方で分離は防げる

生クリームは、泡立て方ひとつで分離を防ぐことができます。温度管理をしっかりとしながら、上手に泡立てるためのポイントをご紹介します。

とにかく冷たい状態をキープ

生クリームを泡立てる際には、事前に生クリームを常温に出しておくのは避けましょう。必ず直前に冷蔵庫から出して、すぐに泡立て始めることが大切です。

また、泡立てているうちに温度が上昇してしまうことを避けるため、泡立てに使うボウルや泡立て器などは必ず冷やした状態で使ってください。

夏場はボウルが温まってしまうこともあるので、大きな鍋やボウルに氷水を張り、生クリームが入ったボウルに当てて泡立てるとよいですね。温度が上がることがなく、生クリームがふわふわに泡立ちます。

分離間近のサインを見逃さないで

生クリームは泡立てる段階で、とろりとした状態から少しずつホイップしやすい状態へと変わっていきます。しかし、ふわふわの状態をすぎるとだんだん固くなり、分離しやすいので注意が必要です。分離直前の生クリームは表面のツヤがなくなり、ボソボソした状態になります。

完全に分離してしまうと、元の状態に戻すのはほぼ不可能です。角が立つくらいまでしっかりと泡立てたら、泡立てるのはストップしましょう。

知ってた?失敗しにくい泡立て方

生クリームを分離させてしまった場合は、先ほど紹介した方法でおいしく食べることができます。しかし生クリームの泡立てに不安を感じる方は、「ある裏技」を使って上手に泡立ててみましょう。生クリームをスピーディーに泡立てることができますよ。

ただしこの方法は、ホイップクリームとしてケーキのデコレーションなどに使う場合に用いてください。生クリームはしっかりと泡立ちますが、少し風味がつくのでソースとして使うには不向きです。

レモン果汁を加えるだけ

生クリームを泡立てるときに、レモン果汁を使います。200ccの生クリームに対し、レモン汁果を4〜5滴たらして泡立ててみましょう。みるみるうちに泡立つため生クリームが傷みにくく、分離しにくくなります。

もちろん、ボソボソとするまで泡立て続けてしまえば結果的には分離するので、気をつけてくださいね。

調理器具の水分をしっかり取り除く

生クリームの泡立てにはボウルや泡立て器が必要です。また先述の通り、生クリームにとって余分な水分は大敵です。調理器具に水滴が残っていると分離してしまい、上手に泡立てることができなくなります

どんなに泡立ててもしっかりと角が立つようなことはなく、無理に泡立て続けた結果、分離してしまったというケースも。

生クリームを泡立てる際は、必ず調理器具の水分をしっかりとふき取ったうえで泡立てるようにしてください。

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