りんご酢(赤)

キュートな薄紅色のひと粒は、秋の紅葉をイメージした「りんご酢」。お酢に含まれる酸味の効果で、ほかの羊羹よりもサッパリ甘さ控えめに仕上がっています。鮮やかでひときわ目を引くその美しさは、はるか昔から日本人が愛してやまない紅葉をイメージしているそうですよ。 ベースとなっているりんご酢には、疲労回復効果があるといわれているクエン酸がたっぷり。疲れたときに頬張れば、バテた体をやさしく癒してくれそうですね。

白味噌(クリーム色)

寒さ厳しい冬の季節を表現しているのは、まろやかな甘みが特徴の「白味噌」(画像右奥のクリーム色)。こってりとしたコクのある味わいが、どこかほっこりした気分にさせてくれるひと粒です。 しんしんと降り積もる雪のイメージだそうですが、コロンとしたフォルムは子どものころに夢中で作った雪玉のようにも見えます。温かいお茶と一緒にいただけば、もしかしたらそんな懐かしい情景が目に浮かぶかもしれませんね。

醤油糀(こげ茶色)

こげ茶色をした最後のひと粒は、5つめの季節『土用』を表現している「醤油糀」。普通の醤油ではなく、あえてさらに発酵させた醤油糀を使うことで、より香ばしさと味の奥行きを出しています。 ベースになっている、こし餡のなめらかな食感との相性も抜群!「土用」に深い関わりのある大地のイメージにぴったりな、力強い味わいのひと粒です。

気になるほかの商品は?

いつくさ

五穀屋さんには、まだまだ体にやさしい知恵菓子がたくさん揃っていますよ。こちらは古代より伝わる五穀をベースに作ったおまんじゅう「いつくさ」。森羅万象である「木火土金水(もっかどごんすい)」を題材にした、哲学が感じられる和菓子です。 味は「あわ味噌」「醤油香せん」「きびみかん酢」「たかきび塩糀」「黒米酒」の5種類。日持ちの都合上店頭販売のみですが、店頭で蒸しあげているのでいつでも作りたてが食べられます。足を運んだらぜひ注文したい逸品です。

あわせ

こちらも店頭販売限定のお菓子「あわせ」。貝殻と貝殻を組み合わせる平安時代の遊び「貝合わせ」と和服の「あわせ」をイメージしたユニークな形のどら焼きです。 味は「もちあわと甘糀」「焙煎大麦と醤油糀」の2種類がありますが、こちらのお菓子は「ふたつでひとつ」。2種セットで販売されています。ひとつはもっちりまろやか、ひとつは香ばしく上品。目に見えないところにまでこだわったふたつの味の調和を、ぜひ感じてみてはいかがでしょうか?

はるごと

和菓子の定番、おはぎを五穀でアレンジした「はるごと」も人気のひと品。丁寧に木枠のせいろで蒸しあげたもっちりやわらかな食感が、ふんわりやさしい春の訪れを感じさせる逸品です。 味は粒あんを包んだ「赤米」と粒あんで包まれた「もち麦」の2種がありますが、季節によって「柚子」(税込198円)や「七福」(税込205円)など期間限定の味も販売しているそうですよ。6個入りは日保ちのする冷凍販売もおこなっておりますので、ぜひ気軽に試してみてはいかがでしょうか?

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