ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

揚げ焼きとは?

“揚げ焼き”という調理法、耳にされたことはありますか?揚げ物料理は、香ばしくジューシーでおいしいのですが、やはり後片付けが面倒ですよね。そこでおすすめしたいのが、“揚げ焼き”という方法。

揚げ焼きとは、深さ1〜2cmほどの油で揚げるように焼く調理法です。 揚げ物用の鍋を使わずにフライパンで調理可能。フライパンからの熱が食材に伝わりやすいため、火の通りが早くとても便利なんです。また、使う油が少ないので、カラッと軽い食感になり片付けが楽チンな点もメリットですね。

失敗しない揚げ焼きの3つのコツ

1. 油の量は食材の高さの半分

揚げ焼きする際にポイントとなるのは、油の量。食材の下半分が浸かるくらいを目安にします。油の量はだいたい5~6mm程度、唐揚げなどの分厚い食材は1cm程度がおすすめです。逆に、油が少なすぎると、食材が油をすぐに吸収して焦げやすくなるため注意が必要しましょう。

2. 揚げ焼きしている間は食材に触れない

油に入れたあとは、基本的には触らずに最後まで仕上げます。揚げ焼きは、食材全体が油に浸かっていないため、表面の衣が揚がる前に触れると衣が崩れやすくなり、できあがりの見た目が悪くなります。

衣が薄い揚げ物の場合は型崩れしにくいので、表面がこんがりと固まったあとは何度かひっくり返して焼いても失敗しないでしょう。

3. 油の温度は高温にする

揚げ焼きは、しっかり油を熱してから調理するのがポイント食材を入れたときに、ジュワッと油がたつぐらいの温度が目安です。弱火で低温の油で揚げ焼きすると、ベタッとした仕上がりになるため注意しましょう。

揚げ焼きをする際の注意点

揚げ焼きする際の注意点とポイントをチェックしましょう。

油がはねやすい

揚げ焼きは油が少ない分、間に空気が入って油がはねやすくなります。また、油がはねるからと蓋をすると蒸気が内にこもり、蓋をあけた瞬間に蓋についた水滴が油に落ちて危険です。

揚げ焼きする際は、キッチンペーパーをフライパンの上にかけるのもひとつの手。キッチンペーパーがはねた油を吸い取り、蒸気はこもらないのでカラッと揚げ焼きすることができます。ただし、キッチンペーパーに引火しないように十分注意してください。

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