新幹線ではダメ!?「たこ焼きテロ」で新たなにおい問題が勃発

ある人にとっては好ましいものでも、他の人には不快に感じることがあります。2015年あたりからネットで大きな話題になっているのが、新幹線における“たこ焼きテロ”です。そんな言葉が生まれた原因に触れるとともに、問題となる点を見直してみましょう。

2020年1月7日 更新

新たなスメルハラスメント?

セクシャルハラスメント、マタニティハラスメントのような言葉のひとつに、スメルハラスメントがあります。漢字に不快な“臭い”と好ましい“匂い”があるように、英語のスメル(smell)には、よいイメージはほとんどありません。スメルハラスメントは、口臭や体臭によって不快な状況にあることを示す言葉ですが、香水や化粧品、芳香剤、洗剤(柔軟剤)の香りなども含まれるようになっています。
それではウスターソースの香りはどうでしょうか。お祭りの屋台から漂ってくるソースの香りに目を向けると、おいしそうな焼きそば、お好み焼き、たこ焼きが。そんな経験は多くの人がしているはず。でもそれが新幹線の場合には“たこ焼きテロ”と呼ばれてしまいます。

新幹線でたこ焼きはNG?

2015年ごろから話題になっているのが、たこ焼きの注意書きです。「たこ家道頓堀くくる」の箱に貼られたシールには、JR東海関西開発の名前で「新幹線車内および駅構内でのお召し上がりはご遠慮願います」と書かれています。同店舗は全国各地に展開していますが、駅構内で購入したものだけに、このようなシールがあるのだとか。
JR東海の子会社であるJR東海関西開発は、JR東海管内の不動産管理を主におこなっており、店舗の運営なども担っています。シールには「ご遠慮」の理由を明記していないものの、どうやらたこ焼き(主にソース)の臭いが原因のようです。また新大阪駅改札内にあるフードコートにも同様の注意書きが貼られているそうです。
ただしあくまでも「ご遠慮」であって「禁止」ではありませんし、他に「ご遠慮」のお願いをしている食べものは見当たりませんし、他のJR管内で同様のお願いも見られないようです。

豚まんテロや焼売テロ、カレーテロも!

以前から、映画館などにおけるハンバーガーソースやポテトの臭いについては話題になっていました。そこで今回も“たこ焼きテロ”と呼ばれるとともに、豚まん(肉まん)テロ、焼売(シウマイ)テロ、カレーテロなども引き合いに出されています。
ただしテレビ番組でグルメ特集が放送されたり、インターネットの掲示板などにおいしそうな食べ物の写真が投稿されたりすると、“○○テロ”と呼ばれることもあります。つまり“テロ”といっても、完全に批判の対象となっているわけではなく、いくらかのうらやましい気持ちが込められている面もあります。

新幹線という特殊な場所

1964年に開通した東海道新幹線から、2011年には九州に、2016年には北海道と大きく広がっています。そんな便利な乗り物ではあるものの、今回の原因となるポイントが4つあげられます。

食べることが許される場所

普通車両で口にするものといえば、せいぜいアメかガムくらい。もしお弁当を広げたとすると、注意はされなくても周りの人から非難の目を向けられる可能性が大きいでしょう。
地方の列車において、日常生活での利用者と旅行者が混載してしまう場合には、難しい問題になるのですが、長時間移動する新幹線にて飲食することは「お互いさま」の雰囲気があります。

換気が少ない車両

近頃は普通車でも窓の開かない車両が増えてきましたが、それでも駅に止まれば出入り口が開いて空気が入れ替わります。しかし新幹線では、車両の前後にひとり分の出入り口がある他は空調に頼ることになるため、一般の車両と比較して空気がこもりがちです。
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agatasei

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