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フランス語「salade」
フランス語はsaladeです。発音は、サラードゥもしくはサラードになります。どちらも英語のsaladに近く、サラダとは聞き取れないでしょう。
また、フランス語のサラダは、レタスやチシャなどのサラダ菜を意味するのだとか。フランスでサラダを頼むと、サラダ菜だけのサラダが出てくるかもしれませんね。
ドイツ語「salat」
ドイツ語ではSalatです。発音は、ザラートもしくはザラートゥです。ドイツ語らしく明瞭に聞きとれます。
イタリア語「insalata」
イタリア語でサラダは、insalataです。インサラータと発音します。インサラータですから、サラダとはほど遠いですよね。これとは別に、イタリア語には塩漬けにするという意味のsalataがあり、こちらはサラタと発音します。
結局サラダにはどんな意味があるの?
各国のサラダの発音を紹介してきましたが、どの国もほとんど同じで似ていますよね。
これらはすべて、ラテン語で塩を意味する「sal」、もしくは、塩で味付けするという意味の「salare(サラーレ)」という言葉からきているといわれています。
古代ギリシャ時代には、野草をつんで塩をふった料理「herba salata」(塩をふったハーブ)があり、生野菜に塩をかけて食べる習慣がすでにあったそうです。そこから、オリーブオイルやビネガーになり、さまざまな調味料を合わせることによって、現代のドレッシングが成立していったのだとか。
塩漬けするという意味の「salata」がフランス南部のプロヴァンス語で「salada」となり、フランス語である「salade」を経て、英語である「salad」となったそうです。したがって、本来はサラダとは、塩で味付けした料理のことを指すのです。スナック菓子のサラダ味が塩味であることにも納得ですね!
また日本では、明治7~9年に刊行された『東京新繁昌記』のなかに、「撒拉托」というサラダの当て字が用いられいますので、江戸時代末期にはすでにサラダという言葉が使われていたようです。ですが、一般家庭に定着したのは戦後になってからなのだとか。
レタスサラダは「ハネムーンサラダ」
レタスだけのサラダは「ハネムーンサラダ」とよばれています。
レタスだけ、つまりレタス・アローン(Lettuce alone)から、レット・アス・アローン(Let us alone)「私達だけにして!」という言葉に派生し、「ハネムーンサラダ」とよばれるようになりました。シャレから来たオシャレなネーミングですね。
サラダの豆知識を食卓で話してみよう
いかがでしたか?サラダの語源は、塩で味付けした料理でしたね。そのことからも、ポテトサラダやマカロニサラダなどが、サラダと呼ばれていることにも納得ですよね。サラダといえば、たっぷりの野菜にドレッシングがかかっているもの、と認識していた方が多かったのではないでしょうか。
ぜひこの機会に覚えて、飲み会の席でもネタにしてみてくださいね!
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