ライター : 堀田 らいむ

webライター

サラダは英語じゃない?ヒントは発音にあった!

普段から私たち日本人にもなじみのあるサラダですが、皆さんはどの国の言葉なのか、ご存知ですか?サラダという外来語が、英語のsaladからきていると思っていた方が多いのではないでしょうか。実は、英語のsaladはサラダと読むように思えて、ちょっとだけ読み方が違うんです! 英語ではないとなるとどこの国の言葉なのか…では早速、日本人は意外と知らないサラダの発音の秘密に迫っていきます!

saladは英語でサラド⁉

英英辞典では、saladは、「レタス、きゅうり、トマトなどの生野菜を混合して、塩、酢、油、香辛料などの調味料をかけるか、調味料と和えた料理で、主に食事の一部として添えられる食べ物」と記されています。 サラダは、生野菜だけを食べる料理というより、ドレッシングなどの調味料を合わせたもの、という意味合いが強そうですね。発音はサァラッドに近く、日本人の発音であるサラダとは少し違うようです。

サラダはポルトガル語だった!

ポルトガル語のsaladaはサラダと発音し、日本語のサラダとも発音が似ています。ポルトガル語において、「-ada」は動詞の過去分詞形をあらわす接尾語の性質があります。「sal」は「salt(塩)」の派生語なので、Saladaは、「塩されたもの」という意味をあらわします。 日本のサラダという外来語は、パンやカステラともに、ポルトガル人が日本にもたらしたのかもしれませんね。

ほとんど一緒!各国のサラダの発音

英語「salad」

英語のsaladは、発音をカタカナで書くとしたら、サァラッドゥもしくはサァラッになります。アメリカ人が発音しても、イギリス人が発音しても、サラダとは聞き取れません。アメリカやイギリスでサラダと言っても、通じない場合のほうが多いので気をつけましょう。 イギリスに留学していた夏目漱石の作品の中では、サラダがサラドと表記されているのだとか。このことからも、英語のsaladが日本でいうサラダとは異なることが分かりますよね。

ポルトガル語「salada」

ポルトガル語のSaladaは、日本語のサラダとほとんど同じです。ポルトガル人の発音ですから、微妙に発音が違いますが、ちゃんとサラダと聞き取ることができます。
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