ケチャップって英語?イギリスではまったく別の名前らしい

普段の食卓にも欠かせないケチャップ。カタカナですし、どうやら英語らしいということはお分かりかもしれませんが、実はイギリスで「ケチャップ」と言うと、全く別のものが出てきてしまうかもしれないんです!一体どうしてなのでしょうか?

2017年11月27日 更新

ketchupの由来

中国南部で塩漬けにした魚の汁で作った魚醤のことを茄醤(ケツイアプ、Ketsiap)と呼んでいたそうで、インドシナ半島やマレー半島でも同様のソースが作られていました。それがイギリスへ伝えられ、ヨーロッパへ広まる過程で、KechapやCetchupなど様々な綴りに変化しました。

前述のように、イギリスでは18世紀前半にアンチョビー、マッシュルーム、エシャロットや香辛料を煮詰めて濾したソースが作られ、ketchupとよんでいたそうです。

他方、アメリカではハインツがトマトケチャップを商品化する際に、Ketchupの綴りを採用したことから、ケチャップはこの綴りが一般的になりました。

tomato sauceの由来

ステーキソースの2大ブランドはいずれもイギリス発祥です。HPソースはイギリスで、A1ソースはアメリカで親しまれています。

HPソースはイギリスのパブやカフェには必ずといっていいぐらい置いてあり、原料はトマト、ビネガー、デーツなどで、シャープな味が特徴です。

A1ソースは沖縄県のステーキハウスでよく見られるソースで、原料にトマト、デーツやタマネギ(ピューレ)などが使われています。こちらもスパイシーなステーキソースです。

どちらも誕生は古く、HPソースは1895年で、A1ソースは1831年とされます。A1ソースの生みの親は、イギリス王ジョージ4世の料理人として働いていたシェフで 、牛肉料理用にジョージ4世のリクエストに応えて作ったソースです。

HPは国会議事堂から命名され、A1はジョージ4世が名前付けたとされます。このように、アメリカでトマトケチャップが流行する前から、イギリスではトマトを使ったソースが普及していました。

なぜイギリスでケチャップは通じない?

何度か説明してきたように、イギリスにおいて「ketchup」とはマッシュルームやクルミなどに各種の香辛料を加えて作るソースのことを指すのです。

イギリスには古くからトマトを原料にしたソースがあり、トマトケチャップはトマトの量を増やしたソースと位置づけられるため、トマトソース(tomato sauce)と呼ばれるのではないかと考えられます。

イギリスとアメリカで呼び方が異なるもの

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