ケチャップって英語?イギリスではまったく別の名前らしい

普段の食卓にも欠かせないケチャップ。カタカナですし、どうやら英語らしいということはお分かりかもしれませんが、実はイギリスで「ケチャップ」と言うと、全く別のものが出てきてしまうかもしれないんです!一体どうしてなのでしょうか?

2017年11月27日 更新

ケチャップは英語?

できあがった料理にかけるものとしても、調理の途中で味付けに使うものとしても、もはや家庭に欠かせないものになったケチャップ。今はカゴメなど日本のメーカーのものがスーパーに多く置かれていますが、カタカナである以上外来語である可能性が高いですよね。そもそも「ケチャップ」とは何語なのでしょうか?

南米原産のトマトがヨーロッパ大陸に伝わり、イタリアでトマトソースが作られるようになったのは18世紀と考えられ、アメリカでも19世紀後半にはトマトケチャップが一般家庭向けにも販売されるようになりました。

現在も最大のトマトケチャップ消費国はアメリカで、ハインツやデルモンテなど、世界的シェアを持つメーカーもアメリカに集中しています。もはや、ケチャップはれっきとした英語になっています。

ケチャップは英語。でもイギリスでは通じない?

ケチャップを辞書で調べると、一般的な「ketchup」の綴りのほかに、「catsup」、「catchup」、「katsup」などのものがあります。もともとイギリスにはアンチョビ、マッシュルームやエシャロットなどから作られる「チャップ」というソースがあり、綴りには「ketchup」が使われていました。

元々19世紀後半にアメリカでトマトケチャップが盛んに作られるようになったとき、ケチャップの綴りは「catsup」が使われていました。しかし、ハインツが他社との差別化を図るためにイギリスのソースと同じ「ketchup」の綴りを使い始め、他社もそれに習うように徐々に「ketchup」に表記を変更しました。(今も、catsupと表示してケチャップを販売しているメーカーはあります)

その結果、ketchupという言葉は、アメリカではトマトケチャップのことを指し、イギリスではチャップという別のソースを表すという現象が起きたのです。

イギリスでは「tomato sauce」

イギリスでの「ketchup」はトマトケチャップのことを指していませんが、イギリスでももちろんトマトケチャップは使われています。では、イギリスではなんと呼ぶのでしょう?実は非常にわかりやすく、そのまま「tomato sauce」と呼ぶのです。

イギリス本国だけでなく、イギリス連邦であるオーストラリア、ニュージーランドや南アフリカでは、トマトケチャップに類するものはトマトソース(tomato sauce)と呼ばれるようです。これらの国では、瓶入りでトマトソースとして売られているものがケチャップであると、お考え下さい。


最近は、ハインツやデルモンテなどのアメリカ製ケチャップも数多く出回っているので、それらを指す商品名としては通じるようですが、言葉としては使われないそうです。

ケチャップの英語の由来

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