ライター : 前田未希

料理家 / フードコーディネーター

おでんが食べたい、けど時間がない…

寒い日は、体が温まるおでんが食べたいですね。とりわけ、冷えに効く味噌をたっぷり使う味噌おでんは、食べれば芯から体が温まります。 でも、大根を柔らかく、中までしっかり味を染みさせるには時間が必要。 あらかじめ時間に余裕を持たなければいけないのが、おでん作りのネックですね。
今回は、時間がなくてもパパッと作れる即席味噌おでん風レシピをご紹介! フライパンで10分煮るだけなのに、大根が柔らかく、中まで味が染みますよ。
具はシンプルに大根と玉子の2種類に。まるで長時間煮込んだおでんのような濃厚な味わいが楽しめます。 つやつやに照りが出たひと皿で、一日の疲れを吹っ飛ばしてしまいましょう。

『大根と玉子の照りみそ煮』の作り方

分量(2人分)

大根 1/2〜1/3本 茹で卵 2個 A 水① 150cc A 醤油 大さじ2 A みりん 大さじ2 A 砂糖 大さじ1 B 味噌 大さじ1 B 水 50〜100cc 刻みネギ 適量 からし お好みで

作り方

①大根は皮を剥き、厚さ1.5〜2cmの半月切りにする。
②フライパンにサラダ油(分量外)を熱し、大根を中火で軽く焼き目がつくまで炒める。
③焼き目がついたらひっくり返し、Aの調味料と茹で卵を加えてひと煮立ちする。
④沸騰したら、アルミホイル等で落し蓋をして中火で10分煮る。
5分経過した際、卵を一度ひっくり返すと色が均等に染まります。
⑤全体に照りが出て汁気がなくなったのを確認する。まだの場合は落し蓋を取り、火を強めて汁気を飛ばす。
⑥混ぜ合わせておいたBの調味料を全体に絡めて、さっとひと煮立ちする。
今回、味噌は合わせ味噌を使用しましたが、お好みで白味噌でも赤味噌でも美味しく作れます。 白味噌の場合は、少量で十分コクが出るので味噌の量を1/3に減らしましょう。 赤味噌の場合は、量はそのまま、砂糖を小さじ1程度増やすと味のバランスが良くなります。

たった10分とは思えない出来栄え!

できたてのアツアツを食べてもしっかり味が染みており、こんな短時間で作ったとは思えないほど!きっと驚きますよ。 大根がホクホクと柔らかく、体の芯から温まる、冬にぴったりの一品です。 ビールと合わせても、日本酒と合わせても。しっかりと味が染みているので、炭酸入りのお酒で喉をさっぱりとさせるのも良いでしょう。
温かい部屋で、体の温まる食べ物をつまみながら、美味しいお酒をきゅっと飲むのは至福のひとときですね♩ お好みで刻みネギを散らしたり、七味唐辛子をかけてお召し上がりください。 おでんのようにからしをつけて食べても美味しいですよ!

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