ライター : 伊藤 千亜紀

フードアナリスト

餃子の皮が余ったら…?

スーパーなどに行くと、春巻きの皮とともにお肉コーナーの隅に並べられていることが多い餃子の皮。数十枚単位で売られていることがほとんどなため、自宅で餃子の皮を使った際、中途半端に余ってしまうことってありますよね。

そのうち何かに使えるかなと、そのまま冷蔵庫で保存していたら、あっという間に皮の端の部分が乾燥してしまって使い物にならなくなり、結局次回餃子を作る際に新しく購入してまた少し余らせて……の繰り返し。

しかし、余った餃子の皮は冷凍保存できることをご存知でしたか。すぐに使う予定がない場合はとりあえず冷凍で保存しておきましょう。そうすれば、その都度餃子の皮を購入する必要がなく、また急に何かひと品作りたくなった場合も使えるのでおすすめです。

餃子の皮の冷凍保存方法

開封前の餃子の皮であればそのまま袋ごと冷凍することができますが、一度解凍したものの場合は再冷凍になってしまうため、その際は小分けにして冷凍することをおすすめします。また、餃子の皮は冷凍すると皮が割れやすくなりますので、取り扱いには注意してくださいね。

準備するもの

  1. 餃子の皮
  2. 食品用ラップあるいはクッキングシート
  3. 冷凍用保存袋

手順

  1. 餃子の皮の間にラップかクッキングシートを1枚ずつ挟む
  2. ジップ付きの保存袋に入れる
  3. 保存袋ごと冷凍庫へ入れる
未開封のもの、開封済のもの含めてそのまま袋ごと冷凍庫へ入れるという方法もありますが、1枚ずつ分けておいた方が解凍した際にくっつきにくく、料理をする際も使いたい分だけサッと使えるのでおすすめです。

冷凍庫に入れる際は、ほかの冷凍品同様、なるべく袋の中の空気を抜くようにしましょう。また、霜がつくと解凍時のべたつきの原因にもなりますので注意が必要です。

多少の手間はかかるものの、1枚ずつ分けて保存しておけば、いざ餃子の皮を使おうというときに使いたい分だけ使えるのでとても便利です。その都度スーパーで購入しなくていいので、経済的ですね。

餃子の皮の保存期間

冷凍保存した餃子の皮の賞味期限は約1ヶ月といわれています。いくら冷凍しているとはいえ、やはり日を追うごとに鮮度は落ちることに違いはありません。

餃子の皮は餃子以外にもワンタンにしてスープに入れたり、揚げておつまみにしたりなど、活用方法もたくさん。使い方を工夫してなるべく早めに使ってしまいましょう。

餃子の皮の解凍方法

冷凍保存しておいた餃子の皮を解凍する際は、冷蔵庫に移して自然解凍させましょう。前日のうちに冷凍庫から冷蔵庫へと移動させておけば余裕を持って解凍できるのでおすすめです。室温での解凍もできますが、生地が水っぽくなりやすく、せっかくの料理の味を台なしにしてしまう可能性があるので、やはり冷蔵庫での自然解凍がよいでしょう。

間違っても電子レンジで解凍しないよう注意してください。餃子の皮に必要な水分まで抜けてしまい、風味が損なわれてしまいます。急激な温度変化による解凍方法は、餃子の皮の劣化を招きます。水っぽくなり、食べたときにべちゃっとした食感になってしまいますので、なるべく緩やかに解凍するようにしましょう。

うっかり前日のうちに冷蔵庫へ移すのを忘れ、すぐに使いたいけれどまだ凍っている!という場合は、1枚ずつ手のひらで温めると使いやすくなるようですので、試してみてください。

冷凍した餃子の皮を使ったレシピ5選

冷凍しておいた餃子の皮をそろそろ使いたいけれど、餃子ばかりでは飽きてしまうし、中のタネを準備するのが大変……。そんなときにおすすめの餃子の皮を使ったアレンジレシピをご紹介します。余った餃子の皮も、ひと手間加えるだけでオシャレなカフェごはんや、お酒の肴に変身しますよ!

1. グリーンピースキッシュ

餃子の皮のパリパリとした食感が楽しめる、見た目もかわいらしいキッシュです。玉ねぎ、ベーコン、グリンピースは軽く炒めておきます。マフィン型に餃子の皮を敷き、先ほどの具材と溶き卵、牛乳、塩こしょうをいれて上に溶けるチーズをトッピングします。200℃のオーブンで20分焼けばできあがり。 なるべく餃子の皮がマフィン型から浮かないように、ぴったりと貼り付けると仕上がりがきれいになりますよ。

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