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「畑のキャビア」はキャビアにそっくり!?
実際にとんぶりを目にしたり味わったりしたことがある人なら、誰もが「キャビアによく似てる!」と思うことでしょう。「とんぶり」といえば、正式名称よりも「畑のキャビア」の通称のほうが有名かもしれません。
ですがこのとんぶり、キャビアに似てるだけじゃないんです。実は、美容と健康面で注目すべき点の多い食材なんですよ。
ところで「とんぶり」って何?
ふわふわの「ほうき草(コキア)」を見たことがありますか?
とんぶりは、収穫したほうき草の実の外皮をむき、乾燥させたもの。直径1~2mmの小さなこの緑色の実こそが、プチプチの食感が特徴のとんぶりなんです。
東北ではメジャーな食材
主な産地が秋田県であることから、東北ではとくに一般的によく知られている食材のひとつです。クセがなく淡白な味わいで、たとえばお刺身などの和食に添えられていたり、ほかにも和え物で食べたりする機会が多いですね。
とんぶりの旬はいつ?
旬は、秋の深まる10~11月ごろですが、一般的に、茹でた状態で瓶詰めや袋詰めして販売しているものや、味付けをした加工食品として手に入れることができますので、一年を通して味わえます。
とってもヘルシー!
とんぶりは、チョウザメの卵の塩漬けであるキャビアに比べてローカロリーで、塩分もなく、とってもヘルシー。ちなみにカロリーは、100gあたり90kcal程度です。
とんぶりはキャビアのほかに、スーパーフードとしておなじみのキヌアにもちょっと似ていると思いませんか?実はキヌアもとんぶりと同じ、アカザ科植物の仲間です。どちらも、小さいですが身体にいい成分がたっぷり。日々の食事で、ぜひ積極的に摂りたいですね。
実はかなり優秀!とんぶりの栄養効果
とんぶりはあっさりと淡白な味わいなので、栄養があるのかな?なんて思われるかもしれませんが、サポニンやリン、β-カロテン、ビタミンE、ビタミンC、ビタミンK、さらには貧血を予防する鉄分に食物繊維とマグネシウム、むくみを取るカリウム、体内でエネルギーを生み出すリンなどを含んだ、非常に栄養価が高い食材なんです!
そんなとんぶりの、主な効果効能をご紹介しますね。
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