さすが畑のキャビア！栄養満点「とんぶり」の効能＆レシピ10選まとめ (2ページ目)

とんぶりには、100gあたりに100µgの葉酸が含まれています。

葉酸は「造血のビタミン」とも呼ばれ、ビタミンB12 とともに赤血球を作るはたらきをします。胎児の正常な発育のため、妊娠中の女性には通常の食事からの摂取にプラスして一日240µgの追加摂取が推奨されています。（※4,14）

骨の健康を保つ「ビタミンK」

とんぶりには、100gあたり120µgのビタミンKが含まれています。ビタミンKには、ビタミンDとともに骨の健康を保つはたらきがあります。

ビタミンDには、腸でのカルシウムの吸収を助けるはたらきがあります。一方で、ビタミンKには骨にカルシウムを取り込むときに必要となる、オステカカルシンというたんぱく質を活性化させる作用があります。骨からカルシウムが排出されるのを抑制するはたらきもあり、骨の健康を守る重要な役割のある栄養だといえますね。（※4,15）

丈夫な骨をつくる「マグネシウム」

とんぶりには、100gあたり74mgのマグネシウムが含まれています。マグネシウムには丈夫な骨をつくるはたらきがありますよ。

マグネシウムは、カルシウムやリンとともに骨や歯の発育や強化に重要なミネラルです。マグネシウムは骨の中に存在し、弾力性を与えてしなやかな骨の維持にひと役買っていますよ。また、マグネシウムは、骨や歯にカルシウムが行き届くように調節するはたらきもあり、丈夫な骨をつくりたいと思ったときには意識して摂りたい栄養素です。（※4,16）

塩分の摂り過ぎを調整する「カリウム」

とんぶりには、100gあたり190mgのカリウムが含まれています。カリウムには、ナトリウムを排出するはたらきがあり、塩分の摂り過ぎを調整する作用が期待できますよ。

カリウムは、細胞内液の浸透圧を調節して一定に保つはたらきがあります。ナトリウムを身体の外に出しやすくする作用があるため、塩分の摂り過ぎを調節するのに役立ちますよ。不足する食欲不振や不整脈などの症状がみられることがあります。（※4,17）

貧血対策ができる「鉄」

とんぶりには、100gあたり2.8mgの鉄が含まれています。鉄は必須ミネラルのひとつです。

鉄は赤血球のヘモグロビンの構成成分となり、肺で取り込んだ酸素を全身の細胞や組織に運ぶ重要な役割があります。不足すると貧血症状をおぼえるおそれが。日本人が不足しやすい栄養素のひとつなので、意識して摂るようにしましょう。（※4,18）

味覚を正常に保つ「亜鉛」

とんぶりには、100gあたり1.4mgの亜鉛が含まれています。亜鉛は、細胞の正常な生まれ変わりを助けるはたらきがあります。味を感じ取る味蕾の形成にも深く関わっていますよ。

味蕾の細胞はとても短い期間で新しい細胞と入れ替わっています。亜鉛が不足すると味蕾を新しくつくり出すことができなくなり、味覚に影響を与えるおそれが。味覚を正常に維持するために、亜鉛は欠かせない栄養素なのです。（※4,19）

この記事を報告する

とんぶりを使ったレシピ 10選