1. ぬるま湯を飲む

食べ過ぎで気持ちが悪くなる原因のひとつは、胃酸の過剰分泌。ぬるま湯(白湯)を飲むと、出すぎた胃酸を薄めることができますよ。消化管の運動を整えられるため、水を食前や空腹時に飲むのもおすすめ。

なお、コーヒーや緑茶、紅茶などに含まれる「カフェイン」を過剰に摂ると、胃酸の過剰分泌につながるおそれが。胃の不快感が気になるときは、カフェインが含まれない飲み物を選びましょう。(※3,5,6)

2. 軽い散歩をする

胃を動かすには、筋肉を使って運動することが大切です。運動不足の方は、散歩のような軽い運動がおすすめ。

また、背中が丸まっていると、食道がたるんで胃液が逆流しやすくなります。姿勢を正して、周囲の景色を見ながらのんびり歩いてみましょう。もちろん、歩いて苦しいときには無理をせず、少し休んでからおこなってくださいね。(※5,6)

3. 安静にする

食べ物の消化には、「自律神経」が深く関わっています。自律神経は「交感神経」と「副交感神経」から成り立っていて、互いにバランスを取り合っているのが特徴です。

副交感神経が優位になると、胃の運動や消化液の分泌が促されます。食後はリラックスして副交換神経をはたらかせましょう。楽な姿勢で本を読んだり、テレビを見たりして、ゆったりと安静にしているのがおすすめです。(※7,8)

4. ツボを押す

消化を助けるツボで、食後の不快感を和らげることもできます。手軽にできて、時間もかかりません。食後に、消化を助けるツボを押してみてはいかがでしょうか。


脾兪(ヒユ)は胃腸機能に関わるツボ。第11と12胸椎の間から指2本分の場所にあります。硬さを感じる場合は、ほぐしましょう。

胃兪(イユ)は、胃もたれを和らげるツボです。骨盤の指5本分上の背骨から、左右に指2本分外の場所にあります。ゆっくり5秒程度押してください。

中脘(チュウカン)は、おへそとみぞおちを結ぶ線の真ん中にあるツボ。内臓のはたらきを助けます。ゆっくり3秒程度押してください。(※9,10)

5. ミントティーを飲む

ペパーミントは、消化液である「胆汁」の分泌を促進する作用があり、食後の胃のむかつきを和らげるのに役立ちます。さらに、消化機能を保つことで口臭対策に。ミントティーとして摂取するのがおすすめです。

また、ミントの香りには気分をリフレッシュさせる作用がありますよ。(※11)

6. 食後すぐに寝ない

食事をしてからすぐに横になると、重力によって胃酸の逆流につながるおそれがあります。また、眠ると胃のはたらきが低下します。食後に身体を休めることは大切ですが、なるべく寝ないようにしましょう。

もし食後に休む場合は、仰向けに寝るのは避けてくださいね。横になるときは、体の右側を下にするとよいですよ。(※12,13,14)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ