ライター : 工藤万季

一般社団法人ビューティヘルスコンシャスライフ協会代表理事

2016年のブーム。スリランカカレーとは

2016年のカレー業界で注目されているスリランカカレー。日本では大阪を起点に人気が高まり、現在では東京にも出店が増え、じわじわとブームが来ています。 スリランカカレーとは、「ライスを囲むようにカレーや副菜を盛りつけたワンプレート式」 を基本とするスリランカ料理のこと。 現地スリランカのレストランでは、1種類だけのカレーが出てくることはなく、3種類以上のカレーがご飯の上にかけられて出てきます。それらをお好みでぐちゃぐちゃに混ぜて、いろいろな味を一緒に楽しむのも、スリランカカレーの魅力のひとつといえるでしょう。

スリランカカレーの特徴は

スリランカカレーの一番の特徴といえば、ココナッツミルクをベースにしていること。そのため、基本的にマイルドな味に仕上がります。 油を多用しないのでさらっとしていて、野菜たっぷりでとってもヘルシー。また、スリランカは仏教国なので宗教的な理由での食材の制限が少なく、小さな島国であることから、スリランカカレーには魚が多く用いられます。 具材としてはもちろんのこと、日本のかつお節のような感覚で、干した魚の出汁を使用することも、スリランカカレーの大きな特徴。これによって野菜だけのカレーにも独特な味の奥行きが生まれます。

スリランカのアーユルヴェーダ施設でも毎日カレーを。

今年の2月、私はスリランカに10日間滞在し、アーユルヴェーダの施設での治療を体験しました。 アーユルヴェーダの診察・診断を受け、オイルトリートメントやハーブシップなどの治療、ハーブ薬の処方などにより、身体のバランスを整えてもらいました。 もちろん食事もアーユルヴェーダに基づいたスリランカ料理が用意されており、ビュッフェスタイルの食事の中で、毎日のようにスリランカカレーが提供されていました。 以下の写真は私がそこで実際に食べていた食事たちです。
施設では肉は使用せず、魚や野菜を中心にした食事となっていて、数種類ものスパイスの相乗効果を感じられる、とても消化のよい食事でした。

野菜たっぷり!スリランカカレーレシピ

スリランカカレーには様々な食材を使用しますが、今回はよりヘルシーで消化によい、新鮮な野菜たちとオリジナル特製スパイスを使ったレシピをご紹介します。

材料

・カボチャ      4分の1個 ・ズッキーニ     2分の1本 ・タマネギ      4分の1個 ・ダル(豆)     1カップ ・ココナッツミルク  1カップ ・ターメリック    小さじ2分の1 (BHCLオリジナルスパイス) ・フェネグリーク   小さじ2分の1 ・コリアンダー    小さじ1 ・カルダモン     小さじ2分の1 ・シナモン      小さじ2分の1 ・クミン       小さじ4分の1
・ブラックペッパー  小さじ2分の1 ・ギー        適量 ・塩         小さじ2

作り方

①タマネギは薄くスライスし、カボチャ、ズッキーニを食べやすい大きさにカットする。 ②鍋にギーを入れ、火つける。温まったらスパイス、塩を入れる。 ③香りが立ってきたところにタマネギを入れ、弱火でしんなりするまで炒める。 ④ダルを入れ、ダルが浸る位の水を入れ、柔らかくなるまで煮る。 ⑤カボチャを入れ、カボチャが食べ頃になる少し手前でズッキーニを入れる。 ⑥全ての野菜が丁度良い柔らかさになったらココナッツミルクを加え、ひと煮立ちさせて火を止める。 ⑦塩とブラックペッパーで味を整えてできあがり。

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