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「スモーブロー」はデンマークの伝統料理
スモーブローとはデンマークの伝統料理で、スモーはデンマーク語で「バター」、ブローは「パン」という意味。パンに具材をのせるだけの、簡単なオープンサンド風メニューです。かつてのバイキング時代に、このような食べ方がはじまったとされます。
昔はバターを塗ったライ麦パンにチーズを合わせたり、肉や魚の塩漬け、燻製をのせたりする程度の質素な内容。時代の流れとともに国民の生活水準が向上し、具材も多種多彩になり、しだいに洗練されていくのです。
昔はバターを塗ったライ麦パンにチーズを合わせたり、肉や魚の塩漬け、燻製をのせたりする程度の質素な内容。時代の流れとともに国民の生活水準が向上し、具材も多種多彩になり、しだいに洗練されていくのです。
スモーブローが普及したのは専門店から
スモーブローがデンマークだけでなく、北欧中に広まったのは、首都コペンハーゲンに専門店ができたため。それが庶民に人気となり、同業店も飛躍的に増えて、現在のいろんな具材のスモーブローが確立されるのです。
いまでは高級レストランの料理ではなく、ファストフード的なランチという位置付け。日本でもスモーブローの専門店がいくつかあります。
いまでは高級レストランの料理ではなく、ファストフード的なランチという位置付け。日本でもスモーブローの専門店がいくつかあります。
意外と簡単。スモーブローの基本の作り方
スモーブローのレシピに決まりはないものの、定番はあります。ライ麦パンにサワークリームを塗り、赤玉ねぎやスモークサーモン、ディルをのせるのが一般的。具材をアレンジして、数種類作ることで食卓が一気に華やぎますよ。
具材をアレンジ。スモーブローのレシピ3選
1. 旨みしっかり。ニシンの塩漬けオープンサンド
北欧諸国では漁業資源が豊富なことから、大量に獲れるニシンを保存するため酢漬けに加工。そんなニシンの酢漬けも、スモーブローの定番具材として有名です。レシピではニシンの塩漬けを使用し、新玉ねぎと組み合わせます。
2. おつまみにも。白子のスモーブロー
スモーブローは朝食やランチだけでなく、晩酌のおともにもぴったり。低温調理でぷるぷるに仕上げた白子を贅沢にのせれば、まるで夢心地のような味わいに。残った白子は冷蔵保存もできるので、すこし多めに作っておくとサッと食べられますよ。
3. スイーツ風にアレンジ。いちごのスモーブロー
ライ麦パンにたっぷりとクリームチーズをのせて、さらにいちごソースをトッピングしたらデザートにもなるスモーブローの完成。チーズのほどよい塩気といちごの甘さがなんとも絶妙で、ぺろりと食べられそう。おうちでカフェ気分を楽しみたいときに、ぜひ作ってみましょう。
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