ライター : 堀田 らいむ

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ジャークチキンとは?

「ジャークチキン」という料理をご存知でしょうか。ジャークチキンは、カリブ海に浮かぶ島、ジャマイカの国民的な名物料理です。レストランはもちろん、街中にもたくさんの屋台が並んでいる、ジャマイカを代表するお料理なんです。 ジャークチキンは「ジャーク(ジャーキング)」という調理方法で調理された鶏肉料理のことで、「ジャーク」とは「スパイスで味付けして調理をする」という意味があります。つまり「スパイスで味付けしたチキン」を「ジャークチキン」と呼ぶのです。 辛めの調味料で味付けをしていますが、辛いだけというわけではなく、あくまでスパイシー。ジャマイカでジャークチキンを食べるとお店によって味が異なるので、はっきりとした味付けの定義はない、南国ジャマイカらしい料理です。 ちなみにジャークスパイスは鶏肉以外にも、豚肉や牛肉、ヤギ肉、魚、野菜、フルーツの調理などにも使われ、ジャマイカでは必要不可欠なスパイスです。
昔、山岳地帯に住んでいた民族が、山で自生しているハーブや香辛料で肉を漬け込むことを「ジャーキング」と呼んでいました。 ジャーキングした肉を格子状にした枝の上で焼いて調理していて、18世紀頃にはこの食べ方が街にも伝わり、家庭でも食べられるようになりました。これが由来して現在のジャークのレシピになっていったそうです。 また、ジャークスパイスには酢や油にスパイスを混ぜて作る「マリネード」や、野菜、フルーツなどをペースト状にしたものにスパイスを入れて作る「ペースト」、スパイスパウダーを混ぜて作る「ドライ」など、さまざまなタイプのスパイスがあるんです。

ジャークチキンの名前の由来

「ジャーク」の語源については諸説ありますが、料理史の専門家であるAlan DavidsonやJohn Marianiによると、「ジャーク」はペルー語源のスペイン語「charqui」が起源で、乾燥させて皮をとった肉という意味の「ジャーキー」が由来とされています。 最初「ジャーク」は名詞として使われていましたが、その後「ジャーキング(Jerking)」という「肉に穴を開けてスパイスを浸透させやすくする」といった意味合いの動詞としても使われるようになりました。 また「マリネードの中に肉を漬け込むこと」や「BBQで焼かれた肉の皮をはぐやり方」が語源ともいわれているので、本当の語源はよくわからないのが実際のところです。

ジャークチキンシーズニングのレシピ

スパイスの風味が食欲をそそるジャークチキンを作るには、ジャークスパイス(シーズニング)が必要です。お次はスパイスパウダーを混ぜた基本のジャークスパイスのレシピをご紹介します。 ハーブとスパイスを混ぜ合わせて、鶏肉にまぶして漬け込んで焼けば、おいしいジャークチキンができあがります。このスパイスがあるだけで、ビックリするほど料理のクオリティがあがるんです!さっそくチャレンジしてみましょう。 ▼詳しい作り方はこちら

家庭で作るジャークチキンレシピ2選

ジャマイカジャークチキン

ジャークチキンはご家庭でも簡単に作ることができるんです。市販の鶏肉でお店の味を再現できるとっておきのレシピです。鶏肉に塩をふって臭みを飛ばしたら、チリペッパー、クミン、などのスパイスを混ぜ合わせてしばらくつけておきましょう。フライパンで焼き上げてできあがりです。 お酒との相性もバッチリなジャークチキン。レモンをかけて食べるとより一層おいしいですよ。大人だけでなく子どもも食べられる味つけなので、ぜひお試しあれ!

ジャンバラヤとジャークチキンプレート

スペイン料理のパエリヤに語源がある、お米を使った庶民的料理「ジャンバラヤ」と、ジャークチキンのコラボレーションがたまらないひと品です。写真を見るだけで、よだれが出てきそうですよね。 フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて炒めたら、玉ねぎやピーマンなどの野菜、そしてスパイスをすべて入れて炒めます。ごはんを加えて塩コショウで味をみて、カットしたトマトをまぶしたら出来上がりです。レモンをしぼるとさらに旨みが増しますよ! ジャークチキンの作り方は上記でご紹介した作り方とあまり変わりませんが、チリペッパーやクミンパウダー、パプリカパウダーなど特殊なスパイスを使用して焼き上げています。とろ〜り半熟卵が、ジューシーなジャークチキンと絡み合ってとてもおいしいですよ。ぜひお試しあれ!

東京でジャークチキンなら三軒茶屋「ルースター」

内観

三軒茶屋駅から徒歩3分の立地に、おいしいジャークチキンをいただけるお店があります。土佐備長炭焼きの四万十ジャークチキンは、一度食べてみる価値があるでしょう。そのほかにも、高知県産の新鮮食材を味わうことができます。

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