山形の絶品郷土料理「ひっぱりうどん」。保存食がこんなにおいしく♪

山形県の隠れた郷土料理「ひっぱりうどん」、最近ではメディアで紹介されることも増えてきたので、聞いたことがある方もいるのでは?実はその名前には思わず納得してしまう誕生秘話があるんです。今回はそんなひっぱりうどん誕生の経緯から由来までまるっとご紹介!見終わったら食べたくなるはずです。

2019年2月13日 更新

ひっぱりうどんとは?

「ひっぱりうどん」はうどんの種類というよりは、食べ方のひとつなのです。乾麺を用いており、ゆで上がったうどんを鍋からそのまま、納豆やサバなどで作ったタレで食べる、つけ麺スタイルのうどんです。

ひっぱりうどんの語源

ひっぱりうどんの「ひっぱり」という意味は、みんなで釜や鍋からうどんをひっぱるというところから、納豆が糸を引く姿からなど諸説あります。そのほかの言い方としては、「ひきずりうどん」「ひっぱりあげうどん」など、釜からうどんを出すことをイメージして名前がつけられたと言われています。

ひっぱりうどん誕生の経緯

発祥は、山形県の村山市戸沢付近と言われています。この地域では冬の寒い時期に炭焼きを生業としており、山ごもりすることが多いそう。火力の調整が非常に大切なため、作業中は釜のそばから離れられません。そこで、持ち寄った乾麺や、自家製の納豆、保存食であるサバ缶などを使い、あり合わせの材料で簡単に作ったのがひっぱりうどんの始まりであると伝えられれています。

なぜサバ缶が……?

1960年代、山形の名産品であるさくらんぼや桃を缶詰加工するためにマルハニチロ系列の工場が村山市にできました。マルハニチロの缶詰といえば、魚介系がほとんど。その流れから村山市でもサバ缶が村山市で広く販売されるようになりました。厳しい冬の間はの保存食として一般家庭に広く浸透し、ひっぱりうどんの材料としても使われるようになったのです。

ひっぱりうどんのPR活動

2000年くらいから郷土料理としてメディアに取り上げられたことで、今ではご当地グルメとして知っている方も多いはず。今では「ひっぱりうどん研究所」や「ひっぱりうどんのテーマソング」なるものも作られており、官民共同でPR活動に力を入れています。うどんの関連イベントなどにも出展していることから知名度も徐々に増え、ひっぱりうどんをメインとしたイベントも開催されているんですよ。

ほかにも、大切な郷土料理を伝えていくため、家族でひっぱりうどんを食べて和やかに過ごすことを目指して、旧暦の大晦日に「年越しひっぱりうどん」を食べることを習慣にすべく、ひっぱりうどん研究所は日夜PR活動を進めています。

ひっぱりうどんのレシピ

ひっぱりうどんの魅力は、やはり特徴的なつけだれです。非常用の缶詰食のサバや納豆を使ってタレを作っているため、簡単で早いというのも特徴のひとつ。実際によく使われているつけだれの材料と作り方を紹介していきます。
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