まるで石塊!くろがね『堅パン』が歯欠けレベルに固いワケは?

下手に齧ると歯が折れると評判の北九州名物『堅パン』。保存食として非常に優秀だとして、今じわじわと注目されているんだそう。名前からして堅そうですが、一体どうやって食べればいいのでしょうか。その堅さの程度と、歯が弱い人用の攻略法をお伝えします。

2019年1月30日 更新

堅パンとは?

堅パンとは大正時代の現北九州市、官営八幡製鐵所(現在の新日鐵住金株式会社 八幡製鐵所)で従業員の栄養補助のために生まれた保存食です。たくさん作って長期間の保存ができるよう水分を最低限の量にした結果、とっても堅い「堅パン」が生まれました。

地元の方に愛されているだけでなく、2015年の官営八幡製鐵所関連施設の世界遺産登録により、おみやげとしての注目度が急上昇中なんです!

堅パンといえばくろがねが有名!

このパッケージを見て「懐かしい!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。「堅パン」といえば、このくろがねが有名です。

「くろがね」とは鉄を意味する言葉です。パンの堅さを表すのに鉄を意味する“くろがね”を使うとは驚きですね!パッケージ裏の注意書きには「たいへん堅い商品ですので、歯の弱い方はご注意ください。」との言葉が。

それもそのはず。その製造方法にはパン作りに製鐵の技術が用いられているとのことですから、いろいろと驚きが隠せません。

味の種類も豊富

堅パンにはさまざまな種類があり、いろんな味が楽しめます。

・ノーマル&胚芽入り……シンプルな見た目通りのじんわりと優しい、たまごボーロにも似た甘さが口の中に広がります。

・ココア味……カカオの香りがたまりません!苦味はなく、そっと包み込むような甘さです。牛乳と一緒にいただくのがよさそう。味が濃厚で子ども達が喜んでくれるお味です。

・いちご味……こちらも子ども向けに開発した商品とのことですが、そのお味は意外にも甘さ控えめ。虫歯の心配も少ないのでお子様のアゴの発達に役立ちそうです。

・ホウレンソウ味……風味豊かで、まるでほうれん草そのものを食べているようなヘルシーさ。野菜独特の臭みを感じることなく、ふわっと抹茶の風味を楽しめます。温かい緑茶と合いますよ。

堅パンのカロリーって?

堅パンはその見た目からダイエット食品や栄養機能食品と勘違いされることもありますが、実はその逆。大正末期、官営八幡製鐵所の職員の体力消耗が激しく、一般のパンでは栄養が足りないためカロリー補給食として開発したのが始まりです。

一枚あたり約108kcal。5枚入りと10枚入りがありますので、1袋食べきると結構なカロリーですね。24時間稼働し続ける、製鐵所の製鐵マン達の胃袋を支えるために生まれた由来を考えれば納得ですね。
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