ライター : emi_

種が赤いゴーヤも食べられる!

夏野菜の代表格のひとつといえば「ゴーヤ」ですよね。ゴーヤといえば圧倒的な苦味が特徴的です。ゴーヤはみずみずしい緑色、なかはオフホワイトで種があるのですが、完熟すると黄色くなることをご存知ですか? そして、熟したゴーヤの種はぬるぬるした赤に変色します。赤い種をみたら一瞬びっくりすると思うのですが、実は種も食べられます。

黄色いゴーヤと赤い種の味

緑色のゴーヤはピーマンと同じ早熟な状態になります。完熟すると黄色に変化し種も赤くなります。 完熟した黄色いゴーヤは、あの特徴的な苦味が嘘のように消えています。シャキシャキ感がなくなるので薄くスライスしてサラダにしたり、スムージーなどおすすめします。 熟す前の種は平ですが、赤い種になるとぷっくり膨らんでいるのも特徴的です。苦味や酸味がなく、とってもフルーティーな甘さを味わうことができます。沖縄では熟した赤い種を冷やして子どものおやつにしているそうですよ。

赤い種の栄養

野菜のなかで唯一、加熱に強いといわれるゴーヤは抗酸化作用や疲労回復に効果的なビタミンCも豊富なことで知られています。 気になる赤い種ですが特徴的なのは、「共役リノール酸」という成分が含まれていることです。聞きなれない言葉とは思いますが、共役リノール酸は、脂肪の吸収や増加を防いでくれる効果があります。(※1,2)

赤い種の取り方

ご家庭でゴーヤを栽培している場合、ゴーヤが完熟して黄色くなるまで待ちましょう。完熟したゴーヤはパプリカのような鮮やかな黄色になり破裂します。破裂すると種が飛び散ってしまうので、完熟する前にネットなどをかけて保護し収穫してください。

ゴーヤの種のおいしい食べ方

ゼリー状の膜に包まれた赤いゴーヤの種を冷やしてそのまま食べてもおいしいですよ。高級なフルーツを食べているような極上の味わい。思う存分味わってくださいね。 早熟な種自体を食べるのであれば、種をきれいに洗い、表面に油馴染ませオーブンでカリカリになるまで焼きます。塩や岩塩でシンプルに、カレー粉をまぶしたりお好みの味付けを楽しんでください。お酒のおつまみにぴったりですよ。

腐ったゴーヤの見分け方

完熟したゴーヤをうっかり放置してしまって腐ったかもしれない!でも、腐ってるのか完熟なのかわからない場合、茶色く変色していないか、カビが生えていないか、鼻をつくような異臭がしないかチェックしてください。 特に、ゴーヤの皮の表面にカビのような白い点々があった場合や触ったときにぶよぶよした嫌な感触がある場合はアウトです。
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