ライター : donguri

webライター

カップラーメンの賞味・消費期限はどのくらい?

カップラーメンの賞味期限は、“製造日より6ヶ月” が主流です。以前は製造から5ヶ月が一般的でしたが、一般社団法人 日本即席食品工業協会が定めたガイドラインに基づき、2014年4月1日製造分より各メーカーが賞味期限を延長しました。

なお同じく保存が効く袋麺はカップラーメンより賞味期限が長く、“製造日より8ヶ月” が主流。これも2014年4月1日以降、従来品より2ヶ月延長されています。(※1,2)

賞味期限と消費期限の違い

カップラーメンのような傷みにくい食品には「賞味期限」が表示されています。賞味期限とは、未開封の状態で正しく保存したとき「記載された月年月までおいしく食べられる期限」のこと。期限を過ぎたからといってすぐに食べられなくなるわけではありません。

一方の「消費期限」は、肉・惣菜・生菓子のような傷みやすい食品に表示されています。消費期限は「安全に食べられる期限」を表すものなので、期限が過ぎたら食べるのを控えましょう。

なお賞味期限も消費期限も「未開封で正しく保存した場合」を前提に設定されています。開封後は期限に関わらず早めに消費することが大切です。(※3,4)

賞味期限が長くなったのは東日本大震災がキッカケ

前述したように、2014年4月1日製造分よりカップラーメンの賞味期限は1ヶ月延長されています。これは日本即席食品工業協会が「即席めんの期限表示設定のためのガイドライン」を改訂したことがきっかけ。東日本大震災を契機に防災備蓄食への需要が高まったことや、世界的に問題となっている食品ロスを背景にガイドラインが改訂されました。

カップラーメンメーカーは、賞味期限を延長することでストック過多を防ぎ食品ロス削減に繋げるほか、防災備蓄食としての価値向上を目的としています。(※1,2,5)

カップラーメンの賞味期限の見方

カップラーメンの賞味期限は、容器の底やパッケージの側面、蓋などに表示されています。記載方法は商品によって異なり、2022.01.01のように「西暦.月.日」と書かれているものもあれば、22.01.01のように「西暦の下2桁.月.日」のように印字されているものも。

なお賞味期限は「製造から3ヶ月以上保存できる場合年月で表示してもよい」という決まりがあるため、西暦と月しか書かれていないケースも考えられます。(※3,4)

アルファベットの意味は?

賞味期限の横には、アルファベットや数字が印字されている場合があります。これは「ロット」と呼ばれる製造に関わる情報です。賞味期限とは関係ないものと覚えておくと良いでしょう。

賞味期限切れのカップラーメンはいつまで食べられる?

前述したように賞味期限は「おいしく食べられる期限」を示すものなので、過ぎたからといってすぐに食べられなくなるわけではありません。ただし「賞味期限後◯日まで食べられる」という期日は設けられていないので、個々での判断が必要です。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ