お坊さんといえば佛跳牆(ファッチューチョン)

お坊さんに関するエピソードが由来になって名前がついた料理はほかにもあります。「佛跳牆(ファッチューチョン)」という中華料理のスープも、そのひとつです。 ファッチューチョンは「お坊さんもも壁を跳び越えてしまうおいしさ」という意味。福健料理のひとつで、アワビやホタテ、ナマコ、キノコなどを甕(かめ)の中にいれて、数時間~1日かけてじっくり煮たり蒸したりしてつくるスープです。 人気グルメ漫画『美味しんぼ』でも「究極のメニューのひとつ」として紹介された料理。適度な塩分と素材の旨みがぎゅっと詰まった濃厚なお味は、お坊さんが壁を飛び越えてしまうと言われるのも納得です!

変わった名前の料理は他にも!

世界各国の料理の中には、変わった意味を持つものがたくさん存在します。知っておくと、ちょっとした雑学として役に立つかも……?

ラング・ド・シャ(フランス)

「猫の舌」という意味のフランスのクッキーが「ラングドシャ」です。猫の舌のような細長い形をしているため、このように呼ばれたそうですよ。

スパゲティ・ポヴェレッロ(イタリア)

「ポヴェレッロ」は、チーズを絡めたパスタの上に、目玉焼きをのせた一風変わったスパゲッティ。「貧乏人のスパゲッティ」という意味で、具材がチーズと卵なのでこの名前になったそう。同じく具がないペペロンチーノも、この名前で呼ばれることがあるんですって

アラビアータ(イタリア)

アラビアータとは、トウガラシを使ったトマトソースのこと。「怒りんぼ」という意味で、食べると怒ったように顔が赤くなることや、辛いことがまるで怒っているかのようなことからこの名前になったそうですよ。

おわりに

お坊さんが気絶するほどいい匂いがする「坊さんの気絶」。最初はどんな料理か想像がつかなかったけれど、気になったので食べてみたい……!と感じた方も多いのではないでしょうか。シンプルな材料で簡単に作ることができるので、ぜひ作ってみてくださいね。

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