
ライター : ちあき
育児のかたわらライターをしています。元出版社勤務、料理も食べ歩きも大好きです。母になっても好奇心を大切にしていきたいと常々思っています。みんながハッピーになれるグルメ情報が…もっとみる
名脇役「カボス」の特徴
そっと添えてあるだけで、料理の格がワンランクアップするカボス。天ぷらなどの揚げ物には味をやわらげてくれたり、焼き魚においては生臭さを消してくれたりと、料理の味を引き立ててくれる名脇役ですよね。
カボスはゆずの近縁種で枝には鋭い刺があり、翼葉は大きく、緑色のうちに収穫されます。熟してくると黄色くなり、酸味が落ちてしまうとか。原産地はヒマラヤ地方で、日本には江戸時代の始めに渡ってきたと言われています。
旬の時期
カボスが旬を迎える季節は、主に夏から秋にかけて。6月ごろから収穫が始まり、9〜10月でピークとなります。産地によっても変わりますが、基本的にはこの辺りが旬であると言えそうですね。
主な産地
カボスは年間で、約5,500トンほど収穫されています。そのうちの約98%を占めているのが、大分県です。その次に愛媛県、福島県と続きますが、その差は圧倒的!大分県なくして、日本のカボスは語れないんですね。
カボスとすだちの違い
カボスもすだちも緑色の柑橘類で、どちらも薬味として使うので、お店で出てきたときにこれってすだち?カボス?と分からない方も多いのではないでしょうか。そんな、見た目も風味もよく似ているカボスとすだちですが、一体どのように見分ければいいのでしょうか?
カボス
・テニスボール大(150g)
・大分県産がほとんど
・上品な香り
・酸味が弱め
すだち
・ゴルフボール大(40g)
・徳島県産がほとんど
・清々しい香り
・酸味が強め
このように、実際に比べてみるとその違いは歴然で、見分け方は大きいほうがカボス、小さいほうがすだちです。それぞれテニスボール、ゴルフボールと考えておけば、分かりやすいですね!
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