ライター : SATTO

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名脇役「かぼす」の特徴

添えてあるだけで、料理の格がワンランクアップするかぼす。天ぷらや唐揚げなどの揚げ物に果汁を搾ることで、脂っこさをやわらげてくれます。また、焼き魚の生臭さを消してくれ、まさに料理の味を引き立ててくれる名脇役です。

かぼすはゆずの近縁種で枝には鋭い刺があり、果実は緑色のうちに収穫されます。熟すと黄色くなり、酸味がまろやかに変化します。原産地はヒマラヤ地方とされ、日本には江戸時代の初めに渡ってきたといわれています。

旬の時期

かぼすの旬は、ハウス栽培のもの3月~7月頃、露地栽培のものは8月~10月頃です。秋から冬の時期は収穫して貯蔵しておいたものが流通します。

主な産地

かぼすは、年間で約5,500トンほど収穫されています。そのうちの約98%を占めているのが、大分県です。その次に愛媛県、福岡県と続きますが、その差は圧倒的!大分県なくして、日本のかぼすは語れませんね。(※1)

かぼすとすだちの違い

かぼすもすだちも緑色の柑橘類。どちらも薬味として使うので、お店で出てきたときに区別がつかないという方は多いのではないでしょうか。見た目も風味もよく似ているかぼすとすだちですが、一体どのように見分ければいいのでしょう。

かぼす

・テニスボール大(約150g)
・大分県産がほとんど
・上品な香り
・酸味が弱め

すだち

・ゴルフボール大(20〜40g)
・徳島県産がほとんど
・清々しい香り
・酸味が強め
このように、実際に比べてみるとその違いは歴然。見分け方は大きいほうがかぼす、小さいほうがすだちです。それぞれテニスボール、ゴルフボールと覚えておけば、分かりやすいですね。
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