そもそもビールの定義とは

アルコール飲料をビールと銘打つためには、酒税法の規定に沿って製造される必要があります。まず麦芽を全体の比率で3分の2以上使用していることが一つ。そしてもう一つは、原料が「麦芽」「麦」「ホップ」「米」「とうもろこし」など、規定の範囲であることです。これに加え、ビール酵母によって発酵されたアルコール飲料だけが、ビールと名乗ることを許されます。

健康にいいのはどっち?

健康という面からみると、ビールに軍配があがるといえます。なぜならばビールにより多く含まれる「麦芽」には、さまざまな健康効果があることが確認されているからです。 麦芽には、ビタミンB群を初めとしたビタミン類や、ミネラル類が含まれています。特にビタミンB2が豊富で、肌や体の組織のターンオーバーを促して老廃物の排出を活発にしたり、脂質の代謝を助けるというはたらきを持っているといわれています。また、ビールは限定された材料で製造されており、規定が少ない発泡酒と比較すると、自然な昔ながらの製法という部分でも、健康面でみると優勢なのかもしれませんね。

ちなみにビールと生ビールの違いは?

ビールの定義にあるように、材料をビール酵母によって発酵させて作られたものがビールですが、その仕組みは、ビール酵母と材料の中にある「糖分」を結合させ、アルコールと炭酸ガスを発生させるというもの。この時、ビールを美味しくするために大切なのが「発酵度」です。 適度な発酵がビールの味わいには必要不可欠で、例えばあまりにも発酵が進みすぎると酸味が強くなり、品質が低下してしまうことがあります。日本では過去、このビール酵母を加熱処理によって殺し、発酵を適度に保って品質を維持していました。これが、いわゆる「ビール」です。 一方「生ビール」とは、加熱を行わないビールのこと。ビール酵母を加熱ではなく2回程度の濾過処理によって取り除いたものをいいます。現在、冷蔵技術の発達によってほとんどのビールが「生ビール」となっており、できたての味わいが楽しめるようになりました。ようするに、いま出回っているビールのほとんどは、「生ビール」なんですよ。ただ、生だからおいしいというわけではなく、その時のコンディションによっても品質は変化するそうです。

じつは厳密に違かったビールと発泡酒

いかがでしたか?意外と知らない発泡酒とビールの違いですが、実は厳密に「酒税法」に基づいて規定されているのです。その時々のシチュエーションによって、ぜひこれから飲み物を選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
この記事に関するキーワード

特集

FEATURE CONTENTS