ライター : macaroni 編集部

愛媛・松山土産の定番「坊ちゃん団子」とは?

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3,000年以上の歴史があり、日本三古湯のひとつとして知られる愛媛県松山市の道後温泉。ここの名物が「坊ちゃん団子」です。愛媛に行った際に見かけた方や、おみやげでいただいたことがある、という方も多いかもしれませんね。

覚えやすい名前と、3色のかわいらしい見た目が特徴の「坊ちゃん団子」。今回は、知っているようで知らない「坊ちゃん団子」の歴史や、「坊ちゃん団子」を食べるならここ!という、おすすめのお店をご紹介します。

「坊ちゃん団子」とは、3色のお団子を串に刺した愛媛県松山市の銘菓のひとつ。カラフルでかわいい、ひと口サイズのお団子です。道後温泉の商店街や売店はもちろん、百貨店や松山空港などさまざまなところで売られていて、四国みやげの定番のひとつとなっています。

「坊ちゃん団子」の由来は?

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「坊ちゃん団子」という名前の由来は、夏目漱石の小説「坊っちゃん」。話のなかで、道後温泉で団子を2皿食べる場面が登場することから、「坊ちゃん団子」と呼ばれるようになったそうです。

この小説に登場する団子は、「つぼや菓子舗」(以前は「茶屋又」という屋号)で、当時「湯晒し団子」と呼ばれていたものがモデルとされています。実際に、夏目漱石は松山に赴任していた頃によくこの団子を食べていたのだとか。

当時は米で作った餅に小豆あんをまぶした素朴なものだったと言われていますが、小説「坊ちゃん」が発表されてから道後温泉の団子が有名になり、二代目が今の3色の団子にしたと言われています。

大ヒットのきっかけは「だんご3兄弟」ブーム

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現在「坊ちゃん団子」は愛媛県内の複数メーカーや菓子舗が製造販売していますが、「坊ちゃん団子」というと、丸い求肥(ぎゅうひ)の餅を抹茶あん、黄身あん、小豆あんの3色のあんでそれぞれくるんで3個串刺しにしたものがもっともポピュラーな商品です。

ところでこの形、どこかで見たことがあるような気がしませんか?そう、1999年に社会現象となるほど大ヒットした童謡「だんご3兄弟」のお団子です。3つ並んだお団子は、まさにだんご3兄弟のよう。この歌が流行したときには、「坊ちゃん団子」も売れに売れたそうですよ。

坊ちゃん団子はどこで買える?愛媛のおすすめ3店

大人気の「坊ちゃん団子」。まだ口にしたことがないという方も、ぜひ一度は食べてみたいですよね♪ 愛媛県にあるおすすめのお店を3店ご紹介します。

1. つぼや菓子舗

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2本入 260円
元祖の坊ちゃん団子といえば「つぼや菓子舗」。夏目漱石の小説「坊ちゃん」に出てくる団子屋さんのモデルとなったお店です。テレビ番組や雑誌でも度々紹介されており、連日坊ちゃん団子を求めるお客さんが絶えません。

やわらかな求肥が、ふんわりとした食感のあんとほどよくマッチ。店内のイートインスペースでは、温かいお茶と一緒に「坊ちゃん団子」をいただくこともできますよ。

店舗情報

2. うつぼ屋

1個 108円(税込)
本社に大きな「坊ちゃん団子」がのっていることでも有名な「うつぼ屋」。本店のほか、いよてつ高島屋や松山三越、松山空港などにもお店があります。

看板商品はもちろん「坊ちゃん団子」。12本入りや16本入りの箱入り商品のほか、1本ずつ小型トレイに入った個包装の商品も用意されています。おみやげにぴったりですね。

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