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愛媛銘菓の「一六タルト」って知ってる?
1日1食、新商品や話題の品を実際に食べてみるこの企画。
本日は、愛媛の伝統的な和菓子「一六タルト」をご紹介します。「一六タルト」は愛媛はもちろん、四国では知らない人がいないと言われるほど人気の郷土菓子。
お土産でも定番なので、食べたことがある人も多いはず!しかしこの商品、ちょっと変わったところがあるんです。
見た目はどう見てもロールケーキ
箱から出してみると、紙素材の包装紙で包まれていました。こちらにも「一六タルト」と記載されています。
紙の包装紙を開けると、さらにビニールに包まれていた「一六タルト」。丁寧に包装されていますね。しかし、この見た目はタルトではない気が.....。これはぜったいロールケーキではないですか!!
さらにビニールを開けると、キメ細かな白色のスポンジで巻かれた「一六タルト」が出てきました。どう見ても、タルトの要素が見当たりません。どうして“タルト”と呼ばれているのか?
なぜロールケーキなのに“タルト”なの?
その理由は、一六タルトを販売している一六本舗が創業するよりも前の、江戸時代までさかのぼります。
現在の愛媛県にあたる久松家初代松山藩主・松平定行公が、幕府の名をうけて長崎へ行った際に、南蛮菓子のタルトに出会いました。その味を気に入った定行公は、製法を松山に持ち帰ったと言われています。
定行公が長崎で食べた南蛮菓子のタルトは、カステラ生地でジャムをくるんだものでしたが、定行公は殿様菓子用に、現在のようにあんこが入ったものを作らせました。
それ以来、「一六タルト」の製法は代々受け継がれ、今では四国の名産になるほど知名度が高くなりました。
切れているから食べやすい!
「一六タルト」はもとからカットされています。通常サイズのものだと11切れで、1本でそこそこの量がありますね。
餡をスポンジで巻いている「一六タルト」は、包丁ではなかなか上手に切れないので、あらかじめスライスされているのは切る手間が省けて、食べやすいのがうれしい!
上品なおいしさの「一六タルト」
愛媛県の銘菓である「一六タルト」はいったいどんな味に仕上がっているのか、いただきます!
ひと口食べると、やわらかくて口当たりのよいスポンジは、ほんのりと卵の風味がする、やさしい甘さ。そしてこのスポンジで包まれた餡が本当においしいんです!
たっぷりと入った餡からは、ふんわりと柚子の風味がします。控えめな砂糖の甘さと柚子の風味に、なめらかな舌触りは、まさに“上品”なお味!お茶はもちろん、コーヒーとも相性の良い和菓子に仕上がっていました。
「一六タルト」はおみやげに貰いたいお菓子ナンバーワン!?
「四国名菓 一六タルト」、ごちそうさまでした!
味覚的なおいしさに加えて、見た目もシンプルながら高級感のある「一六タルト」は、人気があるのも納得できます。
四国へ行ったらおみやげに必ず買いたい「一六タルト」ですが、行く機会がない人も食べたいですよね。そんな人は、公式通販サイトでお取り寄せを検討してみてはいかが?
(写真・文:金居)
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