ライター : 堀田 らいむ

webライター

さつまいもを使用した福島の味

ねっとり甘いさつまいも。いい匂いにつられてつい食べたくなりますよね。そんなさつまいもを使用した福島銘菓「いもくり佐太郎」を知っていますか?。テレビでも多数紹介されているので、名前だけは見たことがあるという方もいるのではないでしょうか。 福島のおみやげといえば全国的に有名な「ままどおる」がありますが、「いもくり佐太郎」は「ままどおる」に匹敵するくらい老若男女問わず楽しめるお菓子なんです。 ここでは福島銘菓「いもくり佐太郎」の魅力を詳しくご紹介します。これを読めばあなたも食べたくなること間違いなしですよ♩

福島銘菓「いもくり佐太郎」

いもくり佐太郎とは?

「いもくり佐太郎」は第26回全国菓子大博覧会最高賞の名誉総裁賞を受賞したことがある、その味に太鼓判を押された福島県の銘菓のひとつです。また、テレビで関根勤さんや関根麻里さん、いとうまい子さんが紹介していたことでもたいへん有名になりました。 このお菓子をひと言で表すなら「和風スイートポテト」でしょう。ただ、普通のスイートポテトとはまったく似て非なるもの。「いもくり佐太郎」はしっとりしたさつまいもの生地の中に、なんと角切りの栗が入っているんです。 職人さんの手により表面は軽くカリッと焼き上がっていて、香ばしい香りが甘さを引き立ててくれます。中にはふわっとなめらかな生地。栗がアクセントになり、飽きのこない上品な味になっています。 一度食べるとやみつきになってしまい、わざわざ寄り道して買いに行ったり、取り寄せをしたりするという声もあるほどファンが多いひと品なんです!また品のいい甘さなので、甘いものが苦手な男性の隠れファンも多くいるそうですよ。

名前の由来

地元地域で代々伝わる民話に、こんなお話があります。 「昔、しのぶの里の佐太郎という男のひとり娘を、山の神が嫁に欲しいと言い出しました。困り果てた佐太郎を見たお月様は、山の神の大好物の芋と栗を供えれば願いが叶うと教えました。 佐太郎がさっそく芋と栗をどっさり山の神に供えると、山の神は娘をあきらめ、娘はいいなづけと結ばれました。それからというもの、村人は願い事があると山の神に芋と栗を供えるようになり、佐太郎はいつしか『いもくり佐太郎』と呼ばれるようになったということです。」 この民話のぬくもりを伝えるために作られたのが「いもくり佐太郎」なのです。お菓子のパッケージにもこのお話が書かれていて、とても有名なお話となっているそうです。

いもくり佐太郎について

いもくり佐太郎ってどんなお菓子?

「いもくり佐太郎」はその名の通り、原材料に芋と栗が使用されています。自然の甘みがたっぷりの芋と栗、さらに白あんを練り混ぜて表面をこんがりと焼き上げたお菓子です。 芋と栗の素朴な味に、ミルクとチーズの風味がふんわりと感じられる優しい甘さになっています。なめらかな食感ですが、ころっとした栗の食感も残っており、いいアクセントになっています。 大きさはそんなに大きくなく手のひらにのるほどで、甘すぎずパサつきも少ないので、気づくと2~3個一気に食べてしまいそうになりますよ。 値段は販売店によりまちまちですが、製造会社「ダイオー」の公式通販サイトでは4個入り720円(税込)で販売されています。計算すると1個あたり180円となりますが、実際の店舗ではもう少し安く購入できるようです。
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