ライター : 戸田千文

紙とWEBの編集ライター

愛媛の玄関口・松山空港でおすすめのお土産

道後温泉をはじめ、今治市のしまなみ海道や宇和島市の宇和島城などがある愛媛県。観光で訪れる際、空の玄関口となるのが「松山空港」です。

国内線はもちろん、中国や韓国、台湾への国際線も就航し、国内外を問わず多くの方が利用する空港で、県内各地のお土産品も充実しています。そのため、旅行中は思い切り旅先で楽しみ、お土産は飛行機に乗る前にまとめて空港で、というのが愛媛旅行の賢いスケジュール。

そこでこの記事では、愛媛県出身ライターが、松山空港で購入できるおすすめ土産をご紹介します。

1. 長年愛されるやさしい味「ベビー母恵夢(ポエム)」

株式会社母恵夢(ぽえむ)は、愛媛県東温市に本社がある菓子メーカーです。1956年に有限会社今治権太松山店として創業以来、県内ではご年配の方から子どもたちまで、幅広い世代に愛されています。

2019年には、「しらさぎ舎」を松山市大街道にオープン。店内工房で作り立てのフルーツ大福が楽しめる店として評判です。
母恵夢の主力商品が、社名と同じ名前がついた「母恵夢」です。1965年に誕生した焼き菓子で、バターと卵黄を使った芳醇な味の餡をしっとりした生地で包んでいます。おすすめは、通常サイズより小ぶりの「ベビー母恵夢」。

松山空港では、温州みかんを使った「愛媛のみかん」のほか、季節に応じて「あまおう苺」「冬のショコラ」といった限定味が登場します。

おすすめポイント

  1. 1956年創業の老舗菓子メーカー
  2. 王道から季節限定品まで購入可能
税込価格賞味期限販売場所
605円30日間松山空港 2F「いよてつショップ」「ANA FESTA」「BLUE SKY」

2. 老舗の秘伝菓子「ひとくち生志ぐれ」

Photo by @chirimenyamain

1875年の創業以来、愛媛県大洲市で「志ぐれ」を作り続けてきたのが、「冨永松栄堂」です。大洲藩江戸屋敷内の秘伝菓子として誕生した「志ぐれ」を、同店初代の八太郎氏が広め、今や大洲名物として愛されています。

本店は大洲市にありますが、松山空港でもこの大洲文化を代表するお菓子が購入できますよ。

Photo by @shige_kayo1226

志ぐれは、煮た小豆や米粉、もち米を合わせて、セイロで蒸した羊羹のような見た目のお菓子です。冨永松栄堂の「ひとくち生志ぐれ」は、表面のサクッとした食感、なかのもちっと感に加えて、甘さ控えめで上品な味わいが特徴。

愛媛県の栗をのせた「栗志ぐれ」や抹茶をのせて蒸しあげた「抹茶志ぐれ」など、バリエーションも豊富ですよ。

おすすめポイント

  1. 1875年創業の老舗中の老舗
  2. 大洲文化を感じるお菓子を松山空港で
税込価格賞味期限販売場所
864円14日間松山空港 2F「いよてつショップ」

3. 世界で評価された逸品「柑橘マーマレード」

Photo by @tantan_grass

温州みかんに紅まどんな、レモン、せとか、甘夏などが栽培される愛媛県は、日本を代表する柑橘王国。そんな愛媛県産の柑橘を皮ごとたっぷり使ったマーマレードを作るのが「ニノズ コンフィチュール」です。

その手作りジャムは、イギリスで開催された「ワールドマーマレードアワード 2018」で、最高金賞と8つの金賞を受賞。愛媛生まれの世界一のコンフィチュールなのです。

Photo by @tantan_grass

「ニノズ コンフィチュール」のマーマレードのこだわりは、愛媛県産の柑橘とグラニュー糖を使い、保存料や着色料、添加物は一切使わないこと。新潟県指定無形文化財に指定された鎚器(ついき)銅器で有名な「玉川堂」で特注した銅鍋で、新鮮な柑橘に火を通します。

マーマレードは、「えひめみかん」「いよかん」など柑橘ごとに種類があり、それぞれの旬に合わせて製造し販売。旅の時期ごとに、違ったジャムが楽しめるのも魅力です。

おすすめポイント

  1. ワールドマーマレードアワード2018で数々の賞を受賞
  2. 愛媛県ならではの贅沢マーマレード
税込価格賞味期限販売場所
商品により異なる6ヵ月松山空港 2F「いよてつショップ」

4. 空港限定の品「忠八じゃこ天」

Photo by @maki__sakurai

瀬戸内海に面した愛媛県は、海の幸が豊富。なかでも、宇和海近海でとれた小魚をすり身にした「じゃこ天」は、愛媛名物として多くの練り物店が販売しています。

1927年創業の「おがた蒲鉾」は、愛媛県西予市に本店がある練り物店。贈り物にもおすすめな、タコやワカメを練り込んだふわっとした食感の「ふわかま」は、同社の人気商品です。

Photo by @maki__sakurai

おがた蒲鉾が、松山空港限定で販売しているのが「忠八(ちゅうはち)じゃこ天」です。ライト兄弟の飛行実験の12年前、模型飛行機による動力飛行実験に初めて成功した愛媛県八幡浜市出身の二宮忠八氏の名がつけられています。

四国の形をしたユニークなじゃこ天は、松山空港限定商品!店頭で揚げたてを販売しているので、お土産とは別に、その場で熱々を頬張ってみて。

おすすめポイント

  1. 松山空港限定品
  2. しょっぱい系のお土産をゲットしたいときに
税込価格賞味期限販売場所
600円15日松山空港 1F「スカイショップ えひめ柑橘・八幡浜じゃこ天」

5. じゅわっとジューシー「まるごとみかん大福」

愛媛県今治市にある清光堂は、1952年創業の和菓子店。ここで腕を振るうのが、先代の娘である益田智恵さんとグアム出身の和菓子職人、ビル・リオングレローさん夫婦です。

人気商品「まるごとみかん大福」のほか、「みかん生どら」や「みかんカステラ」、「みかんわらびもち」と、愛媛のみかんを使った多彩なお菓子を販売しています。
「いちご大福はあるのに、なんでみかん大福はないのか」というビルさんのひと言からうまれたのが、「まるごとみかん大福」です。一個一個丁寧に皮を剥いたみかんを、餅と白餡で包んでいます。

冷凍した状態で購入でき、筆者は半解凍ほどで食べるのがお気に入り。みかんのジューシーさと爽やかな香り、それを邪魔しないほどよい餡の甘さが一体となって楽しめます。

おすすめポイント

  1. 存在感のある大福が6個入りから
  2. 冷凍で31日保存可能
税込価格賞味期限販売場所
2,852円冷凍で31日松山空港 2F「いよてつショップ」
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