冬至には欠かせない?郷土料理「いとこ煮」の名前の由来と作り方

冬至に食べると風邪を引かないと昔から言い継がれる郷土料理「いとこ煮」のレシピと諸説ある呼び名の由来をご紹介します。体を温めてくれる大根などの根菜と小豆を甘く煮込んだ、甘くてやさしい味に心もほっこりしますよ♪

2019年5月8日 更新

いとこ煮とは?

みなさん「いとこ煮」という料理をご存知ですか?知らない、という方はもちろん、名前からは想像もつかないという方がほとんどなのではないでしょうか?
いとこ煮とは、富山県をはじめとした北陸地方、奈良県、山口県で郷土料理として食べられている根菜と小豆を甘しょっぱく味つけた煮物です。神様に供えた食材を寄せ集めて煮たことがはじまりで、もともとはお盆やお正月、祭礼の際に食べられていました。今でも一般家庭で楽しまれているほか、地域の祝い事のときにはいとこ煮がよく食べられています。

地域によって煮込む材料や味付けが異なるのも特徴のひとつで、一般的に知られているのは、かぼちゃと小豆を甘く炊いた奈良県のスタイルですが、煮物ではなく汁物であったり、小豆や大根の味噌汁のことを指す地域もあります。このような地域差があるのも、いとこ煮の面白いところでしょう。

いとこ煮の名前の由来

だったらあずき煮でいいじゃない!どうして「いとこ煮」って言うの?と思った人もいるはず。実は、いとこ煮の語源には諸説あるんです。

一般的に多く知られているのはこちら。材料を煮えにくいものから順にお鍋に入れて煮込んでいくことから、「おいおい煮る」を「甥甥」にかけ、すなわち「いとこ」と名付けられたとされている説です。

また、それぞれ煮ていくことを意味する「銘々に煮る」を、「姪々」とかけ、それが「いとこ」に繋がったという説。

そして、複数の野菜を煮ていく中で、種類は異なるけれども近親関係であることから「いとこ」と見立てた説などがあります。

長い歴史の中でさまざまな説があるのも、それだけ地元の方々に親しまれ、土地に根付いた食べ物だといえますね。

いとこ煮の作り方

ここからは、いとこ煮を郷土料理として親しむ富山県、奈良県、山口県の各いとこ煮の作り方をご紹介します。各地域によって全くスタイルが違い、とても興味深いですよ!甘くてやさしい味のいとこ煮を食べて、風邪をひかない体を作りましょう!

富山のいとこ煮

富山県のいとこ煮は、里芋、人参、ゴボウ、大根などの根菜類とこんにゃく、油揚げを煮て、あらかじめホクホクに茹でておいた小豆を加えて味噌や醤油で味を調えた汁物を指します。ほとんど甘みもなく、体を温める根菜がたくさん入っている体にやさしい汁物です。北陸地方では、冬の報恩講のお参りの際に食べられていました。

現在でも冬の寒い時期に、よく食卓にあがる温かい汁物で、幅広い年代の方たちに親しまれています。富山県のいとこ煮は材料も手に入りやすく、アレンジもしやすいので、初めていとこ煮を作る人にもおすすめです。

富山県のいとこ煮の詳しいレシピはこちらから↓
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