「いとこ煮」の由来とは?基本の作り方&アレンジレシピ5選

小豆と根菜を使った郷土料理「いとこ煮」。かぼちゃを使用したレシピが一般的ですが、山口では小豆と白玉だんごが入るなど地域によって作り方が異なるんです。この記事では「いとこ煮」という名前の由来や基本の作り方、アレンジレシピをご紹介します。

2019年11月5日 更新

いとこ煮とは?

いとこ煮とは、富山県をはじめとした北陸地方、奈良県、山口県で郷土料理として食べられている根菜と小豆を甘しょっぱく味つけた煮物です。神様に供えた食材を寄せ集めて煮たことがはじまりで、もともとはお盆やお正月、祭礼の際に食べられていました。今でも一般家庭で楽しまれているほか、地域の祝い事のときにはいとこ煮がよく食べられています。

地域によって煮込む材料や味付けが異なるのも特徴のひとつで、一般的に知られているのは、かぼちゃと小豆を甘く炊いた奈良県のスタイルですが、煮物ではなく汁物であったり、小豆や大根の味噌汁のことを指す地域もあります。このような地域差があるのも、いとこ煮の面白いところでしょう。

いとこ煮の名前の由来

だったらあずき煮でいいじゃない!どうして「いとこ煮」って言うの?と思った人もいるはず。実は、いとこ煮の語源には諸説あるんです。

一般的に多く知られているのは、材料を煮えにくいものから順にお鍋に入れて煮込んでいくことから、「おいおい煮る」を「甥甥」にかけ、すなわち「いとこ」と名付けられたとされている説です。

また、それぞれ煮ていくことを意味する「銘々に煮る」を、「姪々」とかけ、それが「いとこ」に繋がったという説。そして、複数の野菜を煮ていく中で、種類は異なるけれども近親関係であることから「いとこ」と見立てた説などがあります。

長い歴史の中でさまざまな説があるのも、それだけ地元の方々に親しまれ、土地に根付いた食べ物だといえますね。

かぼちゃと小豆のいとこ煮の基本レシピ

かぼちゃと小豆を使った、いとこ煮の基本の作り方をご紹介します。水煮の小豆を使えば、面倒なお豆の下処理もないので簡単に作れますよ。かぼちゃをやわらかくなるまで煮たら、小豆と調味料を加えて少し煮ればできあがり。砂糖入りのゆで小豆缶を使うときには、調味料の砂糖を調整して加えてくださいね。

いとこ煮の人気アレンジレシピ5選

1. 電子レンジだけで作る、かぼちゃのいとこ煮

電子レンジだけでも、かぼちゃのいとこ煮は作れますよ。しかも電子レンジで加熱したほうが、かぼちゃが煮崩れたりしないのもうれしいポイント。レンジでチンしたかぼちゃに、出汁入りしょうゆ、酒、小豆の缶詰を混ぜ合わせ、しばらく置いたらできあがり。コトコト煮込む手間もなく、お手軽ですよ。

2. ほったらかしOK!炊飯器で作るかぼちゃのいとこ煮

こちらはなんと、炊飯器で作るかぼちゃのいとこ煮のレシピです。かぼちゃの種類にもよりますが、少量の水で炊飯器で蒸し焼きにするので、かぼちゃがしっとりと仕上がりますよ。こちらも煮崩れたりしないし、作るのがとっても楽ちん。炊けたら底の部分からかき混ぜて照りを出してくださいね。

3. 旨みをプラス。豚肉とかぼちゃのいとこ煮

かぼちゃと小豆のいとこ煮に、豚肉を加えてアレンジしています。豚肉の旨みが入るので、かぼちゃにしみて甘じょっぱいおかずになりますよ。かぼちゃは電子レンジにかけてから切ることで、包丁の刃がすっと入り切りやすくなります。豚肉をさっと煮て、パサつかせないように仕上げましょう。
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