ライター : 堀田 らいむ

webライター

「しょっつる鍋」とは?

秋田の郷土料理しょっつる鍋

しょっつる鍋のしょっつるとは、漢字で「塩汁」や「塩魚汁」と書き、東北でとれる魚ハタハタを発酵させて作った魚醤のことです。そのしょっつると、しょっつるの原料ともなるハタハタや野菜を入れた鍋料理のことを「しょっつる鍋」といいます。

しょっつるは発酵させた醤油なので、少しくせのある風味が特徴です。同じく魚醤のひとつである、ナンプラーに近いくせがあります。深いうまみがあるので、料理にもコクを出してくれます。しょっつるはうまみ成分が豊富で、必須アミノ酸もたっぷりと含まれている発酵食品です。

しょっつる鍋は旬のお魚とお野菜、栄養豊富なしょっつるのうまみがたくさんはいった、地元民に愛されている鍋料理といえます。

しょっつる鍋の歴史

昔「貝焼き」と呼ばれる、ホタテなどの貝の殻を鍋にして小鍋仕立てにした郷土料理がありました。そこにしょっつるを入れて煮たものが「しょっつる貝焼き」で、しょっつる鍋の始まりといわれています。

しょっつる鍋の基本の作り方

しょっつる鍋の材料

【具材】
・ハタハタ
・季節の野菜や豆腐など好きな具材

【だし】
・水:200~300cc
・しょっつる:大さじ2杯
・だし昆布:5~6cm四方のものを1枚
・日本酒:大さじ1杯

作り方:1

まずお鍋にだしの材料である水・酒・だし昆布を入れて、火にかけましょう。

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