ライター : macaroni 編集部 植松

エディトリアルフォトグラファー

臭みのない「白レバー」

「白レバー」はその名のとおり、通常のレバーよりも白いレバーです。ちょっとよいお肉を扱う焼き鳥屋さんへ行ったことがあるなら、メニューの中にこの言葉を見つけた経験があるはず。 わざわざ「白レバー」なんて名前をつけられているわけで、ふつうのレバーとは当然ひと味違います。「レバーは苦手だけど白レバーなら大丈夫」という人をよく見かけますし、ときどき「レバーは白レバーしか食べない!」なんて人もいるくらい。 白レバーについて、ちょっと興味が湧いてきましたか?

そもそもレバーとは

白レバーについて語る前に、レバーとは何かというところからはじめます。といっても、「レバーくらい知ってるよ」という方がほとんどでしょう。 レバーとは肝臓のこと。日本で主に食用されているのは鶏、豚、牛から取ったものです。見た目が生々しく、実際に血生臭くて風味にもクセのある食材ですが、「そこが好き」という意見も多いですよね。

お店での扱いは制限されている

以前は好んで生のレバーを食べる人も大勢いましたが、平成24年7月以降、日本では牛の生レバーの販売や提供が禁止となりました。当時、テレビや新聞、ネットでも大きく取り上げられましたね。 ちなみに、平成27年6月からは豚レバーの生食も禁止となっています。しっかり火をとおさずに食べるとE型肝炎ウイルスに感染する恐れなどがあるようなので、「自分は大丈夫」なんて油断せず、調理の際はしっかりと加熱するようにしてくださいね。

レバーのカロリーはどれくらい?

レバーもお肉のうちですし、カロリーが気になる人もいるでしょう。以下、鶏、豚、牛それぞれの100gあたりのカロリーです。 ・鶏レバー……111kcal(※1) ・豚レバー……128kcal(※2) ・牛レバー……132kcal(※3) 多少の違いはありますが、どれもそれほど高くはありませんね。ちなみに、ヘルシーなお肉というイメージの強い鶏のささみが100gあたり105kcal(※4)ですから、レバーは意外と低カロリーな食材だといえるのではないでしょうか。

普通のレバーと白レバーの違い

白レバーは脂肪分が多い

そもそも、白レバーはなぜ白いのか。それは、肉質に含まれる脂肪分が多いからです。 白レバーとは鶏の脂肪肝のこと。牛でも豚でもなく、鶏の脂肪肝です。ただ、どのようなレバーを白レバーと呼ぶのかという明確な基準はないようで、普通のレバーより色が白いものをそう呼んでいるという曖昧さ。
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