伊勢の郷土料理「手こね寿司」とは？

出典：snapdish.jp

かつおやまぐろなどの赤身魚をちらし寿司にした「手こね寿司」は伊勢の郷土料理。魚を捌くだけで簡単に作れるため、体力を消費するかつお漁で人気の漁師飯です。

現在では農山漁村の郷土料理百選にも選ばれており、レシピの手軽さから漁師だけでなく家事や仕事で忙しい主婦の方にも人気です。

手こね寿司の主な材料

手こね寿司の主な材料は、メインとなるかつおやまぐろなどの赤身魚のほかに、しょうがや大葉、焼き海苔のみです。材料の少なさも手こね寿司が人気の理由のひとつ。

お好みで錦糸卵やごまをトッピングする場合もあります。

手こね寿司の名前の由来とは

「手こね寿司」は漁師が獲った魚を船の上で捌き、手で混ぜ合わせたことから呼ばれるようになりました。始めはしょうゆをつけたかつおと酢飯を混ぜただけのものでしたが、徐々に変化ししょうがや大葉など薬味をのせる形になったそうです。

現在では伊勢志摩地方を代表する郷土料理として、ほかの地域でも食べられています。

手こね寿司はいつ食べる？

手こね寿司は親戚や友人など人が多く集まるときや祝いごとの際に、木桶で作り振舞われることが多いです。また代表的な郷土料理のため料理店でも提供されており、宴会でも食べられます。

手こね寿司のレシピ

調理時間：20分

手こね寿司はしょうがや大葉、みょうがなどの薬味と一緒にかつおをごはんに混ぜ込むのがポイント。タレに漬けておいたかつおは臭みがなく、薬味との相性抜群です。

普段刺身で食べるよりも薄く切っておくことで、酢飯と馴染んでよりおいしく食べられます。タレに漬けて置く時間はお好みで構いませんが、漬けすぎるとかつおが硬くなってしまうため気を付けましょう。

レシピはこちら｜macaroni動画

伊勢の郷土料理「手こね寿司」を自宅で作ろう

伊勢の郷土料理である「手こね寿司」は、自宅でも簡単に作れる料理です。かつおやまぐろで作られることが多いですが、最近では白身魚で作る手こね寿司もあります。また錦糸卵や白いりごまなどをトッピングすることで、味わいが変わるため飽きずにいろいろなアレンジを試せます。人が集まるときや祝いごとの際に、ぜひ作ってみてください。